二週連続で甲山に鳥見に出掛けました。
この日は、明け方から空に浮かぶ雲がきれいで、着いてから空を見てみても、なにかこう鳥が翼を広げたようなダイナミックな形でとてもきれいでした。
さて、二週連続で甲山に来たのは、数日前からキレンジャクが来ているとの情報があったため。
7時半頃に着くと、さっそく人がたくさん集まっており、視線の先を見ると、背の高い木の上にキレンジャクが止まっていました。
冠羽が横になびいて、花輪君みたい。
日本に飛来するレンジャクは、ヒレンジャクとキレンジャクで、尾の先端が赤いのがヒレンジャク、黄色いのがキレンジャク。
レンジャク自体をはじめて見ますが、特にこのキレンジャクは北日本に多いらしく、関西では珍しいらしいそうですね。
キレンジャクは集団で時折、こういうふうに木の実を食べに下りてきます。
横から見ると、頭から尾までのラインが近未来的にも思える流線形でかっこいいですね。
クスノキの実を啄むキレンジャク。
ちっとずつ口の中の方にずらしていき、
コクリ...
こちらはトウネズミモチの実を食べるキレンジャク。
パクリ。
こうして数粒食べると、また近くの高い木に戻ります。
なんとか捕らえた飛ぶ姿。キレンジャクの特徴、尾の先端の黄色が、パッと開いてきれいです。
この日見たキレンジャクの群れは10羽くらい。
あ、飛んだ。
キレンジャクは、基本的に高い木のてっぺん付近に群れで止まっており、時々、近くの木に実を食べに下りてきて、それを何度か繰り返すと、大きく移動します。
こうして、そう広くもない範囲をぐるぐると回りながら数種類の木の実を食べることをひたすら繰り返していました。
ごくまれに水を飲みに河原に下りてくることもあるみたいです。
この日は昼前くらいまでに、入れ替わり立ち替わりどうでしょう、100人くらいは見に来ていたでしょうか?
前週のざっと10倍くらいですかね。かつてない賑わいに驚きました。
キレンジャクの他は、大体、前週と同じ鳥を見ました。
シメ。
ジョウビタキ♂
ジョウビタキ♀
ホオジロ♀
茂みの中からコンニチワの、ウグイス。
前週は撮りそこなったルリビタキ♀
地味ながらもきれいな鳥なのに、さざんかの花びらの鮮やかさの中では、霞んでしまいますね。
キレンジャクも見れて、その他の鳥も前週よりも多く見られたこの日。
一つ悔やまれるのは、茂みの中にハチジョウツグミを見つけたのですが、茂みの奥へ抜けられて見失ってしまったこと。
しばらくあたりを探してみたんですが、見つかりませんでした。
今回のキレンジャクのように、特に見たことのない鳥などは、事前に情報を入手して見に来るのもいいですが、やっぱり自分で発見するほうが面白いですね。
毎回、1つでいいから「おっ!」というような鳥を見つけたい、写真を撮りたいものです。