寝正月ですっかりなまった体を元に戻そうと、好天に恵まれた成人の日に六甲山に登ってきました。
今回は岡本の保久良神社から六甲最高峰を経て、有馬温泉まで歩きます。
暖冬の今年ですが、この日も暖かめ。
保久良梅林には早くも梅の花が数輪咲いていました。
保久良神社から金鳥山へ。
六甲最高峰を目指す場合は、芦屋川から高座ノ滝を経て風吹岩へと登ることが多いのですが、こちらの道も見晴らしがよくて結構好きです。
今回は鳥も探しながら登りました。
しかし、メジロはよく見かけましたが、ジョウビタキやルリビタキは一瞬見ただけで見失い、
高い高い木の上にマヒワを見つけましたが、ほとんどお腹しか見えず。
山登りしながら鳥を探すのはなかなか難しいものです。
風吹岩に到着。
ここからさらに上を目指しますが、近くに気になる場所があったので、ちょっと寄り道。
高座ノ滝の方に少し下って分岐を右に入り、さらに少し下ります。
すると、奇怪な花崗岩の露頭が現れました。
万物相です。
破線ルートになっているので入ったことがなかったのですが、NHKの「にっぽん百名山」で見てから来てみたかった場所です。
大きな花崗岩がゴロゴロというのはよく見かけますが、一枚の花崗岩がこんな風に風化することもあるのですね。
なんとも不思議な造形です。
万物相を見た後は再び風吹岩に戻り、六甲最高峰を目指します。
ここも雨ヶ峠、七曲りを経て一軒茶屋というのが普通ですが、東おたふく山に寄り道。
雨ヶ峠から東お多福山への道は見通しがよく、野鳥も少し見れました。
といっても、よく見るホオジロと、
エナガですが...
でも、エナガは数は見れるけど、あまりじっと止まってくれないので、写真に撮るのはなかなか難しいんですよね。
この日は、結構うまく撮れました。
東お多福山は、昔は一面のススキの草原でした。
しかし、今はネザサがはびこり、風景が一変しています。
ここが草原だった頃は、その開放的な雰囲気がとても好きで、よくここでお弁当を食べたり、寝転がって寛いだり、走り回って遊んだりしたものです。
そんな風に昔を懐かしむ人が多いのでしょうか、最近は、草原を再生しようと調査・研究が行われているようです。
これが現在の東お多福山の風景。
この写真に写っている範囲がすべて草原だったんですよねぇ、昔は。
でも、この風景を見る限り、ネザサだけではなく、松も切り倒していかないと元通りにはならなさそうですね。
そして、年に一度は登っておきたい六甲最高峰。
大坂方面の景色。
天気はいいですが、少し霞んでいますかね。
下山は魚屋道で有馬稲荷神社へ。
金の湯にでも入って帰りたかったところですが、観光客でごった返しており、入浴待ち時間も発生していたため、今回は断念。
賞味期限5秒のなま炭酸せんべい(3枚100円)というものを食べて帰りました。
焼型からはがしたばかりの焼き立ての炭酸せんべいは、すぐにかじりつくとふにゃっと柔らかいのですが、「熱っ!」と言ってる間にもうパリパリになっているという、なかなか楽しいお菓子です。
買って帰るほどでもないけど、ちょっと食べたいなという時にちょうどいいです。
しかし、やはり体がなまっていましたねぇ。シーズン中はこれくらいの山登りでは筋肉痛にはならないのですが、今回は筋肉痛が発生しました。
冬でも月に1回くらいは登らにゃならんです。