笹ヶ峰・伊予富士 T字縦走 (1) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

令和元年5月2日。

 

令和初登山は、旅行がてら、四国、石鎚山系の山々に登ることにしました。

 

まずは、日本二百名山の一座に数えられる笹ヶ峰と日本三百名山の一座に数えられる伊予富士の二座を1日で踏破します。

 

瓶ヶ森林道(UFOライン)の東側の起点、旧寒風山トンネル南口にある登山口から桑瀬峠に出て、寒風山を経て笹ヶ峰に登り、折り返して、再び寒風山、桑瀬峠を経て、伊予富士に登り、また折り返して桑瀬峠まで戻り、下山するというT字縦走です。

 

午前5時45分頃に登山口に到着。

 

駐車場があまり大きくないようで、どれだけ混雑するのか全く予測がつかなかったので、ちょっと早めに来てみたのですが、既に多くの車が止まっていたものの、この時点ではまだ若干の余裕があり、登山開始時点でほぼ埋まったといった感じでした。

 

 

朝食や準備を済ませ、午前6時40分頃、登山開始。

 

 

出だし、いきなり急登の連発でしたが、やがて緩やかな登り坂に。

 

 

足元にツツジの花がポロポロと落ちており、見上げるとミツバツツジが。

 

このあたりのミツバツツジは何ミツバツツジになるのでしょう?

 

 

そして、木々の間から谷を挟んだ向かい側の山肌を見ると、アケボノツツジが!

 

標高1200m~1300mくらいが見頃のようです。

 

 

足元にはタチツボスミレがわんさか。

 

 

アセビもたわわ。

 

 

長丁場なので序盤はゆっくりと歩き、登山口から50分ほどで桑瀬峠に到着。

 

登山口から見上げたとき、山の上に雲がかかっていましたが、やはり稜線はガスっていました。

 

この日の天気予報は概ね晴れ。

 

これは前日までの雨の名残ですかね。

 

 

桑瀬峠からまずは寒風山を目指します。

 

お、アケボノツツジ発見!

 

 

稜線上ではまだ少し早いと予想していたのですが、このあたりでもちらほらと咲き始めているのですね。

 

 

寒風山への登りは、けっこうハードなところもあり、こんなハシゴもいくつか登場します。

 

このハシゴ、上部、片側に支柱が付け足されていますが、これ、最後の1、2歩で上体が安定するので、すごく助かります。

 

 

依然としてガスが晴れませんが、こういう幻想的な雰囲気の中を歩けるのは今のうちだけとポジティブに考えて歩みを進めます。

 

 

寒風山の山頂が見えてきました。

 

ガスも晴れてきました。

 

 

登山口から1時間40分で、寒風山(1763m)に到着。

 

登って来た方向を見ると、まだ雲が残っています。

 

 

そしてこれから行く方向を見ると、笹ヶ峰は雲に隠れています。

 

 

寒風山から笹ヶ峰へは一旦、100mほど下ります。

 

特に寒風山近くにはハードなアップダウンがあり、前日までの雨の名残で足元も緩めだったので、少し緊張感を持ちながら歩くところもありましたが、基本的には稜線上の笹原を行く気持ちのいい道が続きます。

 

 

右側を見ると、桑瀬川が向うへと流れていきます。

 

このあたりの川は吉野川の源流となっており、はるか四国の東の端、徳島へと流れているそうです。

 

 

ようやく雲が取れて、笹ヶ峰が見えてきました。

 

 

このあたり、特に気持ちのいい稜線歩きです。

 

200mちょっとの登り返しですが、それほどきついところはなく、じわじわと高度を上げていく感じです。

 

 

丸山荘方面との分岐点を過ぎると、間もなく笹ヶ峰山頂。

 

 

笹ヶ峰(1859m)に到着。

 

登山口から3時間5分でした。

 

 

山頂には小さな祠がありました。

 

 

歩いてきた方向を振り返ると、雲がすっかり取れて、素晴らしい眺望になっています。

 

左手前のピークが寒風山、その奥の凸凹した山が伊予富士。

 

その稜線を伝って、中央やや右のピークが瓶ヶ森。

 

その右奥にうっすらと石鎚山。

 

 

反対側を見ると目の前にちち山とその先の稜線。

 

奥の方には赤石山系の山々でしょうか。

 

最高の眺めですね。

 

前日まで天気が悪く、どこまで回復するか少し心配もあったのですが、絶好の登山日和になってくれました。

 

 

(2)へつづく...