春の神戸市立森林植物園散策(花編~その2) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

森林植物園は様々な樹木やその花の観察が中心ですが、毎回要チェックなのは、ロックガーデン。

 

ここでは季節ごとに、珍しい草花が見られます。

 

まずは、このユキモチソウ。

 

テンナンショウの仲間ですが、仏炎苞の中から出ている真っ白なお餅のような付属体が特徴。

 

なんだかおいしそうにも見えますが、有毒だそうです。

 

 

同じくテンナンショウの仲間のウラシマソウ。

 

上に細く長く延びた附属体が特徴。

 

これが浦島太郎の釣り姿に似ているところからそう名付けられたそうですが...そうですか?

 

 

パンダカンアオイ。

 

カンアオイの仲間はこのように花が地面すれすれに葉に隠れるように咲くため、自生のものは知っていないと見つけられないかも。

 

 

エビネ。

 

ランの仲間なんですね。

 

 

ツルオドリコソウ。

 

ランっぽくも見えますが、シソ科だそうです。葉がシソっぽい。

 

 

ラショウモンカズラ。

 

これもシソ科。たくさん咲いていました。

 

 

ヤマシャクヤク。

 

ちょっとしおれかけ。

 

 

シラネアオイ。

 

だいぶしおれています。

 

 

イチリンソウ。

 

個体差なのでしょうか、ここのは花弁が気持ち細目のような。

 

 

ヤマブキじゃないよ、ヤマブキソウ。

 

 

トキワイカリソウ。

 

船の錨のような形からそう呼ばれるそうです。

 

 

オオバナノエンレイソウ。

 

確かに花がでかい。

 

 

ロックガーデン以外の園内では、天津の森でリキュウバイ、

 

 

ウンナンオウバイ、

 

 

ハナズオウなど。

 

 

さくら園のあたりでは、ウワミズザクラ、

 

 

マルバアオダモ、

 

 

ズミなどの樹木の花がきれいに咲いていました。

 

 

足元にはスミレなども咲いていました。

 

 

中でも多く見られたのはムラサキサギゴケ。

 

トキワハゼとよく似ていて区別しづらいのですが、花弁の上のぺろんとめくれ上がっている部分(上唇部)に深い切れ込みが入っているのが見分けるポイントなのだとか。

 

 

こういった花々は自生のものを見るのが一番ではありますが、植物園で見ると確実に名前がわかりますし、特徴などの説明があるものも多く、似た者同士の見分け方など、勉強になります。

 

何より、純粋に観察しにきているわけですから、興味のある花をじっくり観れるのがいいですね。