春の筑波山散策(2) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

山頂売店でつくばうどんを食べた後は、女体山を目指します。

 

その登り口から少し登ったところに、カタクリの群生地がありますのでちょっと寄って行きます。

 

 

「筑波山カタクリの花まつり」という幟がありますが、まさに今が見頃。

 

 

珍しい白花のカタクリもありました。

 

以前に一度だけ見たことがありますが、こんなに近くで見るのは初めて。

 

しかも一番きれいに咲いている瞬間が見れて、運がよかったです。

 

 

カタクリが咲くそばにはほかの花もチラホラ。

 

キクザキイチゲは開きかけでしたが、

 

 

ヒナワチガイソウはきれいに咲いていました。

 

 

そしてこちらはハルトラノオ。

 

 

カタクリの群生地の後は、奇岩・怪石群を見ながら、女体山山頂へ。

 

こちらはせきれい石。

 

 

こちらはガマ石。

 

蛙が口を開けたように見える石で、その口の中に石を投げこむと金運がアップするのだとか。

 

 

女体山山頂(877m)に到着。

 

 

山頂に突き出た岩の上に登ると、素晴らしい眺望です。

 

果てしなく広がる関東平野。

 

 

南東方向を見ると遠くに霞ケ浦。

 

 

西を見れば、男体山。

 

ここで景色を見ながらゆっくりコーヒーでも飲みたいところではありましたが、お昼も過ぎて人がとても多かったので、写真を撮ったらすぐ撤退。

 

 

イザナギ、イザナミの二柱の神がその上に立ち、天の沼矛でかき回してオノコロ島(筑波山)ができたという天浮橋...

 

を模して造られた橋を渡り、白雲橋コースを下山します。

 

 

ここからは奇岩・怪石博覧会です。

 

こちらは大仏のように見える大仏岩。

 

 

屏風のように見える屏風岩。

 

 

フモトスミレを見つけました。

 

 

北斗星のように決して動かない北斗岩。

 

 

大黒様の後姿のような裏面大黒。

 

 

これはフイリフモトスミレかな?

 

 

出ていく船と入ってくる船で、出船入船。

 

 

神々が石の上に線を引き国割りを行ったという国割り石。

 

 

筑波山禅定の行場の一つ、母の胎内くぐり。

 

 

多くの神々が坐す高天ヶ原。

 

 

今にも落ちそうな岩に恐れおののいた弁慶が七度戻ったという弁慶七戻り。

 

 

奇岩・怪石も終わり、弁慶茶屋跡でおたつ石コースと分かれ、しばらく下ると、ニリンソウが群生していました。

 

こちらはもうしっかりと咲いていますね。

 

 

ニリンソウに混じってキクザキイチゲも咲いていました。

 

キクザキイチゲは白から紫まで幅がありますが、筑波山は淡い紫色が多いのでしょうか。

 

 

このあたりからは御幸ヶ原コースと同様、深い森の中を下って行きます。

 

 

白蛇弁天。

 

ここで白蛇を見かけると財を成すのだとか。

 

白蛇を見ることは吉祥なんですね。

 

高野山にも似たようなところがありました。

 

 

女体山山頂から1時間20分ほどで筑波山神社に下りてきました。

 

無事安全に下山できたことに感謝してお参りして帰ります。

 

 

”西に富士、東に筑波”と言われても、”筑波嶺の~”と歌われても、筑波山がそれほどの名山とされてきたことについて、これまでどうも釈然としなかったのですが、筑波山に向かうバスの中から眺めていると、1,000mにも満たない低山ながらも、広大な平野の真っ只中にゆったりと裾野を広げる双耳峰は、実に堂々としており、名山たる風格を十分に備えていると感じました。

 

登ってみると、思った以上に手軽で、それでいて森も立派だし、花もいろいろ観られるし、奇岩・怪石も面白いし。

 

見どころの多い良き山でした。