春の筑波山散策(1) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

関東遠征3日目の4月9日は、朝から快晴。

 

浅草からつくばエクスプレスとシャトルバスを乗り継いで筑波山にやってきました。

 

所要時間1時間40分程度でしょうか。

 

奥多摩よりもこちらの方が近く感じます。

 

つくばエクスプレス様様ですね。

 

 

まずは、筑波山を御神体と仰ぐ筑波山神社にご挨拶。

 

こちらも桜が満開です。

 

 

筑波山は関東に人が住むようになったころから信仰の対象で、双耳峰の山容から自然と男女二柱の祖神が祀られたそうです。

 

 

拝殿で目を引くのはこの大鈴。

 

鈴の切れ込みの両端が魔よけの猪目(ハート形)になっていることから、縁結びスポットとしても注目されているそうです。

 

 

お参りを済ませたら、拝殿の前を左に進み、御幸ヶ原コースを登ります。

 

一応、こちらが登拝の表参道ということになっているそうです。

 

 

御神体山として昔から大切に守られてきたのでしょう。

 

立派な木の多い、深い森の中を、まあまあの斜度で登って行きます。

 

 

登り始めて30分強。

 

このコースは、ケーブルカーの軌道に近いところを登っていくようで、こんなに接近するところも。

 

あれ? 軌道が複線になっているということは、もう中間点?

 

 

ケーブルカーの中間点を過ぎたあたりから、徐々に傾斜がきつくなり、一瞬緩んだところにあったのは男女川(みなのがわ)の水源。

 

筑波嶺の峰より落つる男女川

恋ぞつもりて淵となりぬる

 

百人一首に選ばれた陽成院の歌に出てくる”みなのがわ”はここが源なのですね。

 

 

男女川源流を過ぎると長い木段が現れました。

 

ただ、空が近くなってきたので、もうそろそろ山頂部に着きそうな...

 

 

ここまでほとんど花を見かけませんでしたが、ここへ来てようやくカタクリの花が現れました。

 

 

マップにはニリンソウの群生地とありましたが、こちらはまだ咲きはじめといった感じ。

 

 

登り始めて1時間強。

 

そろそろ休憩しようかなと思いつつ登っていると、山頂部に広がる平坦地、御幸ヶ原に到着。

 

結局、途中休憩なし。

 

思った以上に楽に登って来れました。

 

 

ここで、軽く休憩して、まずは、双耳峰の一つ、男体山を目指します。

 

 

途中、少し急な登りもあったりしましたが、10分ほどで男体山山頂(871m)に到着。

 

御幸ヶ原コースの登山口から標準コースタイム1時間50分のところを1時間20分でした。

 

 

このあたり、日陰には雪が少し残っています。

 

昨晩、降ったものでしょうか。

 

 

男体山の山頂はそれほど眺望がよくないので、眺望のいいところに寄り道します。

 

立身石です。

 

間宮林蔵が少年時代に心願成就を祈願した場所で、親鸞聖人が餓鬼を救済した場所でもあるそうです。

 

 

筑波山にはこうした御利益があるとされる場所を、このような案内板で紹介しており、こうしたパワースポット巡りというのも、筑波山の楽しみ方の一つになっているようです。

 

 

立身石をぐるりと回りこんで石の上に立つと、関東平野が一望できます。

 

 

だだっ広い平地がずっと向こうまで続いていますが、よく見ると、細い針のように突き出たスカイツリーが肉眼でも視認できます。

 

筑波山からスカイツリーまでは、60km以上あるんですが、それでも視認できる人工建造物ってすごいですね。

 

 

左に目を移すと、霞ケ浦も見えます。

 

 

立身石とそこからの景色を楽しんだ後は、自然研究路という散策路を歩いて、男体山の周囲をぐるっと一周します。

 

この季節、山頂部一帯では、至るところにカタクリが咲いているようで、ちょっとした群落がいくつも見られました。

 

 

スミレも咲いていました。

 

エイザンスミレとタチツボスミレ。

 

 

ただ、自然研究路には広葉樹林が多く、全体的にはまだまだ早春といった雰囲気です。

 

 

ユリワサビ。

 

 

キクザキイチゲはまだ開かず。

 

 

自然研究路は大石重ねで折り返し。

 

 

アブラチャン。

 

 

御幸ヶ原に戻るとお昼前。

 

お昼ごはんに、山頂売店で、名物のつくばうどんをいただきました。

 

つくねや根菜など、具沢山なうどんでなかなかおいしかったです。

 

(2)へつづく...