牛ヶ首から見た姥ヶ平の紅葉。
たぶん、こうして上から見るのがスケール感があって一番なんでしょうけど、下りてその只中に入ってみたくもなります。
ということで、130mくらい下って上ってになりますが、下りてみます。
少し下がってみると、白砂に緑があって赤や橙色が散りばめられて、日本庭園のようにも見えてきました。
横を見ると間近に紅葉に彩られた斜面。
そして、姥ヶ平に着き、振り返って望む茶臼岳。
おおお、想像していたよりも紅葉の帯に厚みと奥行きがあって、これもまた素晴らしい景観です。
ここから見る茶臼岳には茶臼感があります。
こちらが”正面”なのでしょうか?
姥ヶ平からはさらに少し足を延ばしてひょうたん池へ。
ここからは池に映る逆さ茶臼が見られました。
ひょうたん池への木道沿いに紅葉しながら咲いている花がありました。ホツツジかな?
ひょうたん池から戻って、紅葉を愛でながらおやつタイム。
この日のおやつは、途中のサービスエリアで買ってきた栃木のご当地ドリンク「レモン牛乳」と、那須の焼き印が入ったあんぱん。
あんぱんはホイップクリームも入っておいしかったんですが、「レモン牛乳」は、レモンと言いつつもレモン果汁は入っておらず、牛乳も薄い感じで今一つハマりませんでした。
姥ヶ平はキャンプでもしたくなるような心地の良い場所で、名残り惜しくはありますが、戻ります。
帰りは牛ヶ首から茶臼岳の斜面をトラバースして峰の茶屋跡避難小屋の方へ。
こちらの斜面は無間地獄と呼ばれており、ゆるやかではありますが、ところどころ蒸気が噴き出しています。
硫黄などの噴出物が堆積している場所もあり、行きに通ってきた反対側の斜面とは趣が異なります。
下山は14時40分頃。
紅葉をじっくり堪能したので、予定よりも少し遅くなりましたが、それでも4時間ちょっとの山歩きでこれほどの紅葉が見られるなんてとても魅力的な山ですね。
ロープウェイを使えばもっと手軽に楽しめるようですし、逆にもっと時間をかければ三本槍岳方面へと足を延ばしてさらに紅葉を味わうこともできるようで、バリエーション豊かなのもいいですね。
那須岳から下山した後は、リゾートの那須っぽいところもちょっとだけ。
南ヶ丘牧場に寄って、ソフトクリームをいただきました。
この牧場で飼育している牛はガーンジィ種という牛で、ホルスタインと比べると搾乳量は少ないそうですが、クリーミーながらもさっぱりとした後味のおいしい牛乳なのだとか。
南ヶ丘牧場に立ち寄った後は、日本百名城の一つ、白河にある小峰城にも寄り道。
16時半頃に着いたため、資料館にあたる「白河集古苑」は閉館していましたが、復元の三重櫓はかろうじて見学できました。
ただ、この三重櫓には資料の展示などはほとんどなく、ちょっと拍子抜けでした。
「白河集古苑」では「戊辰戦争と白河」という企画展をやっていたようなので、それを見れればよかったのですが、時間的に無理がありました。
また、ゆっくり訪れる機会があれば、ちゃんと時間をとって見学してみたいです。