愛宕山散策 | Archive Redo Blog

Archive Redo Blog

DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

このところ、週末に雨が降ることが多く、また、先日の台風で登山道が荒れている山も多く、なかなか山へ行けなかったのですが、そろそろ歩きに行かないと脚がなまると思い、トレーニングがてら、行き慣れた山の一つである愛宕山に登ってきました。

 

 

事前にネットで情報を確認すると、愛宕山も台風の被害をかなり受けたようですが、台風から2週間以上たって、倒木の撤去などもだいぶ進んでいて、少なくとも表参道ルートについては登山に大きな支障はないということでした。

 

が、一応、登山口の案内板には倒木注意の張り紙が掲示されていました。

 

 

愛宕山の頂上部、愛宕神社の境内までは4km。100mごとにこのような道程標があります。

 

指差確認して、さあ出発しましょう。

 

 

と何百メートルも歩かないうちに倒木が。

 

でも、これははるか頭上を跨いでいるので通行には支障なし。

 

 

根こそぎ持っていかれてます。

 

こちらは跨いで通過。

 

 

25丁目、茶屋跡の東屋にも直撃。

 

よく東屋が潰されなかったことです。

 

 

5合目を過ぎたところにある大杉社は無残なことに。

 

が、これは昨年10月の台風でやられたのだそうです。

 

 

大杉社の先の斜面は崩落が進んでいます。

 

倒木も痛々しいですが、いつかここが通れなくなる日が来るのではと、心配しております。

 

 

ここは、京都市街の眺望がよく、全体的に眺望がいいとは言えないこのコースで貴重な癒しのスポットなのですが。

 

 

もふもふのトンネル。

 

 

軒並みなぎ倒された場所。

 

 

水尾岐れの手前の木も倒れています。

 

 

ただ、倒木が多いとはいえ、道の脇を見ると、このように切断・撤去された木も多く、かなり復旧が進んでいるようでした。

 

危険な木、通行への支障の大きな木から着手しているのか、おかげさまで大きな支障もなく登って来ることができました。

 

 

しかし、今回の台風はよほど凄まじかったんでしょうね。

 

全体的には根こそぎ倒れている木が多かったのですが、このように根がしっかりしていても、へし折られるのですから。

 

 

こうして、終始ひどく傷ついた山の様子を見ながら歩いてきましたが、道中のところどころにあるお地蔵さまには、すべてにきれいな花が供えられており、ほっと和ませてくれました。

 

この山を愛し、手入れをしてくださっている方々のおかげですね。

 

 

黒門をくぐれば、

 

 

愛宕神社境内に到着。

 

おつかれさまでした...ですが、本殿まではまだ300mあります。

 

 

境内にはそれほど目立った台風被害はなさそうに見えます。

 

 

最後、長い石段を登って、

 

 

本殿に到着。

 

登山口から休憩含めて2時間でした。

 

こちらも大きな被害はなさそう(?)ですね。

 

 

帰りは水尾へ下り、保津峡まで歩いて帰りました。

 

愛宕神社の元花売り場の壁に「フジバカマ観賞会」の案内が掲示されていて、「おっ!」と思いましたが、ネットで調べてみると、どうやら来週からのよう。

 

来年以降のために覚えておこう。

 

 

水尾は柚子の里として知られる京都のゆずの産地です。

 

あわよくば柚子を買って帰れるかもと、少し期待していたのですが、さすがにまだ早いですね。

 

柚子の実はまだ青々としていました。

 

 

水尾岐れから水尾への道は、斜面の向きの関係でしょうか、倒木もほとんどなく、ほぼ支障なしでした。

 

しかし、水尾から保津峡駅へと向かう途中では、こんなひどいところも。

 

今回のような強い台風や、夏の豪雨が毎年のようにやってくると、日本中の山が回復が追い付かないくらいどんどん傷ついていきそうで、今見れるあんな景色、こんな景色が見られなくなるのではと、とても心配です。

 

自然のことですから、受け入れるしかないのかもしれませんが、そこに人間の営みが関わっているのなら、そこはなんとかしたい、でも何ができるのだろうと、いろいろ考えてしまいます。