京都国立近代美術館で6月~7月に開かれていた「横山大観展」、そして、現在開かれている「東山魁夷展」。
共に滅多にない大回顧展であり、また、今までこの二人の巨匠に関してはそういった展覧会を観に行ったこともなかったので、この機を逃してはなるまいと観に行ってきました。
今回は、そんな私のような人向けに、この2つの展覧会の前売り券をセットにした「巨匠チケット」(\2.500)というお得な前売り券が発売されていたので、これを事前に購入しておきました。
この「巨匠チケット」にはチケットホルダーが付いており、チケットの半券をはめ込んで保管できるようになっています。
チケットに下には、チケットの絵、横山大観の「夜桜」、東山魁夷の「花明り」の解説付きです。
こういう企画チケットはうれしいですね。
さて、両展覧会ですが、横山大観は、日本画の伝統を踏襲しながらも革新的で攻めているという感じが伝わってきて美しくも刺激的で、東山魁夷は、個性的な表現でありながらも、何か心の中にスッと入ってくるような印象でした。
両巨匠を比較するものでもないのかもしれませんが、個人的には東山魁夷の絵にひかれました。
今回、「横山大観展」は昼、「東山魁夷展」は週末の夜間開館時に観に行きましたが、夜間開館はあまり知られていないのか、人が少なくて作品の前に行列ができることも皆無で、思うがままにゆったりと作品を鑑賞することができました。
これからは夜間開館がある展覧会は、それを狙って行きたいですね。