乗鞍岳ご来光散策(2) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

肩の小屋の前で朝ごはんを食べてコーヒーを飲んだ後、畳平方面へ戻ります。

 

右手には乗鞍高原から登って来る乗鞍エコーラインが見えます。

 

乗鞍岳では夏スキーができるのですが、このあたりの雪渓で滑るのでしょうか?

 

 

不動岳というピークの下にある池は不消池。

 

 

残雪の際のところがブルーでとてもきれいです。

 

 

道の右側、富士見岳の斜面にはコマクサがいっぱい。

 

 

コマクサはこうしてあちこちに群落をつくっていました。

 

時期的にはもう終盤なのか、なかなかきれいな花には出くわしませんでしたが、これほどたくさんのコマクサを見たのは初めてです。

 

 

畳平のすぐ南側にはお花畑コースという散策路が整備されています。

 

あとで寄りましょう。

 

 

まずは、雷鳥を探したい。

 

ということで、畳平の目の前にある鶴ヶ池の右手に見えるなだらかなピーク、大黒岳に向かいます。

 

 

大黒岳に向かう途中、振り返ってみた景色。

 

山があって草原があって池があって、山岳リゾートって感じです。

 

 

大黒岳山頂。

 

奥には北アルプスの山々。

 

 

手前、焼岳から、西穂、奥穂、前穂、槍などがギュッと詰まっています。

 

 

さて、雷鳥ですが、結論から言うと見れませんでした。

 

雷鳥狙いのカメラマンたちにも聞いてみましたが、誰も見ていないとのこと。

 

朝方、チョウゲンボウが飛んでいたから隠れているんじゃないかというような話も聞きましたが、この時期、この天候、この人の多さでは、見ることは難しいのかもしれません。

 

そのかわり、イワヒバリはよく見ました。

 

 

幼鳥も居て、ピーピー鳴きながらお母さんを探していました。

 

 

大黒岳からは一旦北側へ下りて、車道を歩いて畳平に戻ります。

 

途中、平たい台地の上を道が真っすぐに伸びている場所がありました。

 

その道の先には、槍・穂高が見えます。

 

双六岳っぽいですねぇ。

 

 

雷鳥はあきらめて、畳平に戻りながらの花探し。

 

太陽の光を一杯浴びて気持ちよさそうなウサギギク。

 

 

道路の法面の隙間に咲いていたのはイワツメクサ。

 

 

法面の下にはシナノオトギリ。

 

 

歩道の段差の隙間にはイワギキョウとホソバツメクサ。

 

こんなふうに道路脇の人工物にも高山植物が溢れているのが面白かったです。

 

まるで雑草のようですが、元々岩の隙間のような環境で育つような植物たちですから、こんな場所でも住み心地は何ら変わらないのかもしれませんね。

 

雑草以上の雑草魂、逞しいですね。

 

 

最後に畳平のバスターミナルのすぐ隣にあるお花畑コースも回ってみます。

 

 

こちらで目立っていたのは、ミヤマキンポウゲと、

 

 

ハクサンイチゲ。

 

 

クロユリもたくさん咲いていました。

 

 

小ぶりで、うつむき加減に控えめに開いている姿がいいですねぇ。

 

 

 

ほかには、チングルマ。

 

 

ミヤマキンバイ。

 

 

ミヤマダイコンソウ。

 

 

コイワカガミ。

 

 

コバイケイソウなどが見られました。

 

畳平のバスターミナルに戻ると、バス待ちの長蛇の列。

 

しかし、ここも次から次へとバスが来てくれるので、それほど待たずに帰路につくことができました。

 

乗鞍岳の山頂部は日差しはきついものの、長袖でちょうどいいくらいに涼しく天国のようでしたが、朴の木平まで戻ってくると地獄のような暑さ。

 

ついさっきまでの夢のような世界から、一気に現実の世界に引き戻されたような感じで、疲れがどっとでてきました。

 

それはもう致し方ないところではありますが、これだけ気楽に3000mの雲上世界に行けてご来光まで楽しめる乗鞍岳は魅力的です。

 

今度はもう少し早い時期に訪れて、是非とも雷鳥を見てみたいです。