白山から岐阜県へ抜けるのに白山白川郷ホワイトロードを通ってみました。
昔、白山スーパー林道と呼ばれていた頃に通ったことはありますが、その時は途中にどんな見どころがあるのかも知らずにほとんどただ通っただけでしたので、今回は、いくつかの見どころに立ち寄りながら走りました。
まず、立ち寄ったのは姥ヶ滝。
蛇谷園地駐車場(P4)から長い階段を下り、さらに川沿いを数百m歩くと、対岸に見事な滝が現れます。
岩肌を這うように流れ落ちる上段と、岩壁からこぼれ落ちる下段との対比がとても美しいです。
ここには親谷の湯という温泉があり、露天風呂や足湯に浸かりながら滝を眺めることができます。
で、足湯にでも浸かろうと思っていたのですが、お湯に触ってみるとかなり熱かったのでやめておきました。
写真で見ると涼し気な景色ですが、この日は猛暑で、標高770mのこのあたりでもかなり暑かったので、さすがにちょっと...
姥ヶ滝を見た後は、ふくべの大滝(P5)へ。
標高900m。道路脇にあるこの滝は、落差86mで沿道随一の大滝だそうです。
ふくべの大滝からは滝の上へ向けてさらに標高を上げていき、三方岩隧道を抜けて岐阜県側に入ったところ、標高1,450mと白山白川郷ホワイトロードの最高地点にある三方岩駐車場(P10)へ。
ここからは日本三百名山の一つに数えられる三方岩岳への登山道が整備されており、50分ほどで登れるということで、軽く登ってみることに。
三方岩岳は標高1,736mということで、高山というほどではありませんが、いくらか夏の花も見られました。
モミジカラマツ。
オオバミゾホオズキ。
途中には立派なダケカンバの木もあります。
オオバギボウシ。
おお、ニッコウキスゲも咲いています。
そそり立つ岩が見えてきました。
あのあたりが山頂ですかねぇ。
キンコウカ。
一瞬、アキノキリンソウかと思いましたが、花の形や付き方、葉も全然違いますね。
初めて見たかも。
三方岩岳山頂(1,736m)。
30分ほどで到着してしまいました。
三方岩岳の見どころは何と言っても白山の眺望。
白山白川郷ホワイトロードからでも見ることができ、白山展望台などもありますが、あえてそういうところでは見ずに、ここに登るまでとっておきました。
やはり、標高が高い分だけ、よく見えます。
前日(7/13)、白山からの眺望は一面の雲海でしたが、この日はきれいに見えています。
いやぁ、いいですねぇ。
昨日の今頃はあの頂に立っていたんだなぁ、と思うと改めて充実感が湧いてきます。
北の方を見ると、まだまだ白山に連なる山々が見えますが、左奥の山は、登山地図に道が書かれていない二百名山、笈ヶ岳でしょうか。
あと、東の方には北アルプスも見えるはずですが、雲でよく見えませんでした。
三方岩岳という山の名前は、加賀、越中、飛騨の三方を向いている岩があるからだそうです。
ただ、登ってしまうとどれがどの岩なのかよくわからず。
山頂周辺にはオオコメツツジがたくさん咲いていました。
キアゲハも飛んできました。
美しいですね。
三方岩岳に登った後は、さらに岐阜県側に下ったところにある白川郷展望台へ。
あまりにも遠くてどこが白川郷?という感じですが、ズームしてみると、ありました。
んん? こんな感じでしたっけ?
どうやら合掌造り集落の外れの部分だけが見えるようですね。
白川郷を見るなら、やっぱり、荻町城跡展望台ですね。
と、いくつか寄り道しつつ白山白川郷ホワイトロードを走ってみましたが、山を越えて行くとはいえ、真夏は暑いですね。
この道は初夏か紅葉シーズンがベストかと思います。
でも、サクッと三百名山をひとつ登ることができて、白山もきれいに見えて、よかったです。