白山のお池巡りも終盤。
ようやく白山で最も楽しみにしていた花畑まで来ました。
ハクサンコザクラの花畑です。
(ハクサンなんとか7つ目)
水屋尻雪渓手前の斜面にたくさん咲いていました。
花に人格があるとしたら、このハクサンコザクラはたぶん天然なんじゃないでしょうか。
このお日様に向かってぱっかーんと開いた平面的な形状を見ていると、心が解き放たれるようで癒されます。
水屋尻雪渓を越えるとほどなく室堂に到着。
室堂にもそこここに花が咲いています。
ヤマガラシ。
ハクサンハタザオ。
(ハクサンなんとか8つ目)
お池めぐりも思った以上に時間がかかり、時刻はもう15時。
早ければ、今頃下山していてもいい時間帯ですが、これから下山を開始します。
白山室堂ビジターセンターの前の池の周りにはコバイケイソウや、
ミヤマキンポウゲがたくさん咲いています。
今回は室堂周辺をあまり見て回れませんでしたが、このあたりをゆっくり散策するなら泊りの方がようさそうですね。
弥陀ヶ原を歩いていると、とハイマツ林の中に飛び込む鳥を目にしました。
カヤクグリですね。
鋭い眼差しをしています。
顧みる白山御前峰。
よい山でした。また来たいですね。
このあと黒ボコ岩まで来ると、ガスが上がってきて、白山が隠れてしまい、まるで舞台の幕が下りたかのようでした。
帰りは砂防新道を下ります。
黒ボコ岩から少し下ると、霊峰白山延命水がありました。
登りの途中にこういうありがたい水に出会うと生き返りますよね。
帰り道の花探しはやや雑に。
ヤマハハコ。
ミヤマダイモンジソウ。
ミヤマダイコンソウ。
オオバミゾホオズキ。
キヌガサソウは群生していました。
葉の大きさに比例して、花の大きさも変わるんですね。
ミツバオウレン。
リュウキンカ。
サンカヨウ、こちらはまだ花が咲いていました。
甚之助避難小屋。
このあたりはかなりガスっています。
ノビネチドリ。
行きに観光新道で見たテガタチドリとよく似ていますが、花や葉の形が微妙に違うのですね。
マイヅルソウ。
谷を見ると、幾重にも積み重ねられた巨大な砂防堰堤が。
これって、本当に必要なんでしょうか...
やり始めたら、やめられなくなって、延々続けている...そんなことないですか?
中飯場。
ほとんど休憩もとらず、けっこういいペースで歩いているんですが、下りも長い道のりです。
オオバギボウシ。
センジュガンピ。
室堂から2時間20分。
最後、吊り橋を渡ってようやく別当出合登山口まで戻ってきました。
いやぁ、夏の白山の花はすごいですね。
写真を撮ってないものも含めると、全部で80種類くらいは見られたんではないでしょうか。
しかし、花探しをしながら、お池巡りまでして、標高差1,450mを日帰りというのは、時間的に一杯一杯ですね。
今度は泊りでゆっくりと訪れてみたいです。