祖母山散策(2) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

黒金山尾根から稜線に出てすぐ、横道にそれると見晴らしのいい岩の上に出ます。

 

そこから見る祖母山の山頂。

 

どっしり、堂々としたた佇まいです。

 

 

手前には山水画に描かれるような岩壁がありますが、新緑とアケボノツツジが彩りを添え、とてもきれいです。

 

 

東側を見ると、眼下に尾平登山口が小さく見えます。

 

よくこれだけ登ってきたものです。

 

そして、右手前から奥へと延びる稜線の先には傾山が見えます。

 

 

西には阿蘇山が見えます。

 

手前に見える稜線は、宮崎県側の北谷登山口からのルートになっています。

 

登ってきた黒金山尾根と比べると緩やかそうですね。

 

あちらからだと3時間くらいで山頂まで行けるそうです。

 

 

さて、ここからはアップダウンを繰り返しながら、祖母山の山頂を目指します。

 

しばらく歩いて振り返った景色。

 

黒金山尾根から稜線に出たところに、地図では天狗岩と書かれていましたが、この左の岩がそうでしょうか?

 

天狗の横顔っぽく見えますね。

 

 

標高1700mを超えるといよいよ山頂に向けての最後の山場。

 

この岩の壁を、ハシゴやロープを使って這い登って行きます。

 

 

そして、不意に日本百名山の祖母山山頂(1756.4m)に到着しました。

 

登山口から標高差1150m。コースタイム5時間のところを4時間15分。

 

筋肉痛でゆっくり歩いたわりには早く着きました。

 

 

山頂から今歩いてきた稜線を振り返ります。

 

天狗岩からさらに稜線をたどっていくと、写真右隅に障子岳そして中央には古祖母山。

 

尾平登山口からみた稜線は鋸刃のようでしたが、ここから見ると柔らかに見えます。

 

稜線の東側と西側では随分表情が違うのですね。

 

 

古祖母山からさらに稜線をたどっていくと、左奥の傾山までつながっています。

 

右奥に見えるのは大崩山だそうです。

 

 

北側には霞んでほとんど見えませんでしたが、九重連山があります。

 

 

山頂にもアケボノツツジがありましたが、まだちらほらとしか咲いていませんでした。

 

 

山頂で30分ほど昼食休憩をとった後、今度は宮原コースで下山します。

 

山頂直下の分岐。左に下りると北谷登山口。右に下りると国観峠、宮原コースです。

 

登りの道中、あまり登山者に出会わなかったのに、山頂に着くと、20~30人くらいの人がいて驚きましたが、宮原コースを登ってきた人や北谷登山口から登ってきた人が多かったのでしょうね。

 

 

少し下ると、九合目避難小屋がありました。

 

地図には書かれていませんでしたが、小屋の少し下にはテント場もありました。

 

この時期は泊りで祖母山を楽しむ人も多いようです。

 

 

宮原コースもしばらくは稜線歩き。

 

 

馬の背というちょっとスリリングなやせ尾根から振り返る祖母山。アケボノツツジを添えて。

 

 

前方には傾山。アケボノツツジを添えて。

 

 

標高1400mまで下りてきました。

 

ここで稜線から離れ、尾根を下っていきます。

 

こちらの尾根は黒金山尾根に比べると緩やかなところもあり、少し楽に感じました。

 

 

シコクスミレ?

 

 

どんどん下って行くと行きに見た吊り橋に到着。

 

黒金山尾根コースと合流して登山口へと戻ります。

 

下りは山頂からコースタイム3時間20分のところを2時間45分でした。

 

 

尾平登山口から竹田方面へ戻る途中にある原尻の滝。

 

幅120m。高さ20m。大分のナイヤガラと言われ、日本の滝百選にも選ばれている名瀑です。

 

祖母山の山バッジはここの道の駅で購入しました。

 

 

祖母山は元々火山活動によって形成された山だそうですが、火山活動の時期がかなり古く、今なお火山活動が続いている阿蘇や九重あたりの山と比べると、古びていて山としての大人の風格を感じました。

 

祖母山の名前の由来は、神武天皇の祖母トヨタマヒメを祀ることからきているそうですが、山の風格という点でも祖母と言えるような気がします。

 

なかなか登りごたえのあるタフな山でしたが、天候にも恵まれ、アケボノツツジも見れて、いい山行になりました。