谷上から山田道を歩いて、神戸市立森林植物園に野鳥を観に行ってきました。
思ったより鳥が少なく、なかなか苦労しましたが、そんな中よく出てきてくれたのはホオジロの仲間たち。
まず、あじさい園の周囲に出てきたのはミヤマホオジロ。
ミヤマホオジロ♀
ミヤマホオジロ♂
いつもなかなか近づかせてもらえず、いまだ満足できる写真が撮れませんが、何度か入り直して、粘っていたら、なんとか証拠写真よりはましなレベルの写真が撮れました。
メスは色が薄くてそれほど目立ちませんが、オスは黄色と黒のコントラストがはっきりしていてとてもきれいです。
ホオジロ♀
ホオジロ♂
あちこちに居ました。
オスは、さえずり始めていました。
そして、カシラダカ。
なかなか見つけられなかったのですが、薬樹園の方に居ました。
見た目は地味なミヤマホオジロという感じですが、冬羽だと雄雌の区別もつきづらいらしいです。
まあ、どっちでもいいか。
ホオジロ、ミヤマホオジロ、カシラダカ...いずれの群れにも混じっていたのはアオジ。
そういえば、この子もホオジロ科か。
ホオジロ科以外では、ジョウビタキ、ルリビタキ、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、エナガ、シロハラ、ツグミ、トラツグミ、カワラヒワ、コゲラ、アオゲラ、ヒヨドリ、ムクドリなどを観ましたが、うまく撮れなかったり、あえて撮らなかったり。
アトリは頭の黒い夏羽のオスが混じっていました。春ですね。
それにしても、この日はホオジロ科が多く、帰り道もしばらく、「チッ」、「チチッ」という地鳴きが聞こえているような気がしてなりませんでした。
植物の方は、ロウバイやマンサクが咲いていましたが、花の季節はまだもう少し先。
植物園のおすすめはまだ冬芽観察です。
その中で一つ、面白いなと思って探したのがオニグルミの冬芽。
羊の顔に似ているということなのですが、ほんとそうですね。
(羊の顔に見える部分は正確には冬芽ではなく葉の落ちた痕、葉痕だそうです。)
ル・ピックの裏手にあるロックガーデンでは、少しですがバイカオウレンがきれいに咲いていました。
フクジュソウも次々に開いているそうです。
セツブンソウもきれいに咲いていました。
ユキワリイチゲも半分近く咲いていました。
こういう小さな花には、梅や桜とはまた違った春の喜びを感じていいものですね。
帰りはトゥエンティクロスを新神戸へと下り、いつものお店を巡り、いつものものを買い、いつものものを食べて帰りました。
六甲・摩耶は山を下りればすぐ神戸の街があり、山歩きのついでにいろいろ楽しんで帰れるのがいいですね。
どっちがついでかわからないときもありますが(笑)