港都KOBE芸術祭のアート観賞クルーズの途中、アート観賞船ファンタジー号が新港第4突堤に寄港していた南極観測船しらせの間近まで寄ってくれました。
しらせが神戸港に寄港するのは6年ぶりで、第59次観測に向けた整備を終え、隊員の訓練をしながら全国を回って一般公開しているのだそうです。
神戸港では、2日間にわたって事前抽選で選ばれた9千人を対象に一般公開を行っているとのことで、多くの人が船内を見学していました。
私ももっと早くに知っていれば、応募したのですが、このことを知ったのは入港のニュースを見てのこと...
(毎週届く神戸のメルマガにしれっと告知があったのですが、完全に見逃していました。)
というわけで、船内は見学できませんが、こんな船を間近で見られる機会などめったにないので、港都KOBE芸術祭のアート巡りの途中に、外観だけ見学させてもらいました。
しらせといえば、何といっても特徴的なのはこの丸みを帯びた艦首。
この艦首で厚い氷の上に乗り上げ、艦の自重で氷を砕いて進むのだそうです。
艦首の下の方に一列に並んだ穴のようなものが見えますが、ここから海水を散水して氷を砕きやすくする装置なのだそうです。
カプセル型の救命ボートも極寒の地に向かうしらせならでは。
巨大なクレーンも前と後の左右に合計4基。
一般公開が終了した後には、このクレーンでタラップを回収する作業を観ることができました。
船尾にはヘリ甲板があり、大きく開いた格納庫も見えますが、ヘリは積んでこなかったのかな? いないようです。
と、外観だけなのでこの程度ですが、船内を見学すれば、もっといろいろ面白い装備が見れたでしょうし、説明も聞けたんでしょうね...
次に神戸港に寄港するときには、是非見学したいです。