一夜明けた雷鳥沢キャンプ場。
雨が時折激しく降り、おまけに雷まで鳴り、少し不安な夜を過ごしましたが、朝起きた時には雨は止んでいました。
しかし、また降りそうな予報でしたので、さっさと朝食を済ませ、たっぷりと水気を含んだテントを畳み、とりあえず撤収。
晴れていれば、テントをそのまま放置して、立山を周回しようとも思っていたのですが、一旦室堂ターミナルに引き返し、ロッカーにテント泊装備をデポして雄山だけを往復することにしました。
室堂から雄山まではほぼ眺望なし。
ツガザクラ。
アオノツガザクラ。
ヤマガラシ。
ダイモンジソウ。
シナノキンバイ。
室堂と雄山のほぼ中間、一の越山荘に着いた頃から再び雨が降り出し、次第に風雨が強まり、頂上近くでは横殴りの雨。
ここは日本三霊山の一つに数えられる立山。
まさに修験の道となりました。
ただ、ガレてはいますが、全くと言っていいほど危険のない登山道であることは救いでした。
もっと険しい道であれば、登ることすら断念したことでしょう。
イワツメグサ。
チシマギキョウ。
視界が悪く、どこをどう歩いているかもよくわからないまま一歩一歩進んでいくと、不意に頂上に到着。
悪天候は辛いですが、あとどれだけ登らなければならないのかが常に目に見える状況よりも、楽に感じることがあります。
雄山神社の社務所。
中にはお守りやお札の授与所、売店があります。
登拝料500円を納め、頂上の岩頭に立つ峰本社に向かいます。
雄山神社峰本社に参拝。
本来はここでお祓いとお神酒を受けることができるようなのですが、この日は悪天候のため、社務所内で受けました。
こちらは登拝記念にいただいたもの。
こういう古くからの信仰が受け継がれている山は普通の山とはまた一味違う充実感があってとても好きです。
白山と富士山にも登らなければいけませんね。
こちらは行きに富山駅で食べた白えび天丼。
富山と言えば白えび。
室堂ターミナルで白えびのかきあげ蕎麦を食べるなど、機会あるごとに白えびメニューをいただきました。
ちょっとお高いですが、あまりエビ臭くなく、上品なうまみが絶品です。
今回は、列車予約の都合上、日程が変えられず、悪天候下の山行になってしまい、景色をほとんど楽しめなかったのは残念でしたが、普段避けている状況を経験できたことは多少なりとも今後の役に立つであろうと前向きにとらえたいと思います。
今度、好天の時に来ることができれば、縦走をしてみたいですね。