恵那山散策(2) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

広河原の登山口の駐車場から約3時間半。

 

恵那山の山頂に到着しました。

 

登っても展望無しという噂の展望台があります。

 

 

 

そして、これまた噂によるとここは山頂と言いつつ最高点ではないとのこと。

 

他の登山者のみなさんも、だいたいそういう話はご存知のようで、展望台や最高点を探し歩いていました。

 

 

 

恵那山には、天照大神が降臨し、その胞衣(えな)が納められたという伝説があり、それが名前の由来にもなっているそうですが、古くから信仰の山でもあったそうです。

 

広河原からの登山道は新しいルートということで、そういう雰囲気は全く感じませんでしたが、山頂には恵那神社の奥宮本社がありました。

 

 

 

避難小屋の方に向かって歩いて行くと、その他、いくつかの社が点在していました。

 

 

 

山頂部には多少花が咲いていました。

 

終わりかけのショウジョウバカマ。

 

葛城山あたりでは4月の花ですが、まだ咲いていました。

 

 

 

コヨウラクツツジ。

 

 

 

オオカメノキ。

 

 

 

バイカオウレン。

 

これも六甲山あたりでは3月の花ですが、まだ咲いているのですね。

 

 

 

山頂にはトイレもあります。

 

ありがたいですね。

 

 

 

避難小屋に到着。

 

この裏に岩山がありますが、そこを登ると展望がよいとのことで登ってみます。

 

 

 

結構、雲が出てきましたが、南アルプス方面。

 

 

 

中央アルプスアップ。

 

確かに展望できますが、登山道の途中の方がよかったですね。

 

 

 

そして、最高点ですが、避難小屋からさらに少し進んだところ、ちょうど避難小屋の裏の岩山の奥、熊野社という社のあたりだそうです。

 

 

 

熊野社の裏手に分け入ってみると、ここからの展望もよかったです。

 

 

 

避難小屋の前の広場で早めの昼食。

 

しかし、登山中もそうでしたが、この時期の恵那山はとても虫が多いのですね。

 

防虫ネットのついた帽子を被って歩いている人も多く見ました。

 

虫よけ対策必須です。

 

私が最近、虫よけに使っているのは、シトロネラ、ユーカリなど、天然由来原料で作られているスプレーです。

 

虫が嫌がる香りですが、人間にとってはハーブのいい香りで爽快。肌にも安心。

 

完全に排除できるわけではありませんので、2ヶ所ほどは刺されましたが、虫にまとわりつかれる不快感はだいぶ軽減されます。

 

 

 

 

 

下山は神坂峠ルートで周回しようとも考えていましたが、いい展望も見られて十分満足したので、ピストンにしました。

 

登山口のすぐそばでは、近くに巣でも作っているのか、小鳥が飛び回っていました。

 

茶色くて小さいのでミソサザイかと思ったのですが、違いますね。

 

写真が不鮮明ではっきりわかりませんが、ムシクイの仲間のどれかだと思います。

 

 

下りは駐車場まで約2時間。

 

下山後は、園原ICに戻る途中にある月川温泉に入り、山バッジもそこで購入しました。

 

 

恵那山は、標高差が1000mあり、もう少しハードな山かと思っていましたが、アクセスも楽だし、意外と楽に登れました。

 

ただ、どうでしょう。

 

この時期、このルートからということもあるのかもしれませんが、山頂のピーク感も乏しく、花も多くなく、登山道の雰囲気にも特筆すべきところがなく、百名山の中では魅力に乏しいほうなのかなという印象を受けました。

 

しかし、中津川から見た恵那山には確かな存在感がありましたし、ウエストンによって世界に紹介され、島崎藤村の「夜明け前」にも登場するなどの所縁のある山でもありますし、そういう意味ではやはり百名山に値する山なのかなと思います。

 

登って楽しいだけが百名山ではないということですね。