恵那山散策(1) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

梅雨入りして一週間。

 

梅雨入りしたその日に降って以降、晴天続きだったので、プチ遠征で恵那山に登ってきました。

 

上の写真は前日夕方、苗木城跡から撮ったものですが、当日(6/17)も朝から晴天。

 

絶好の登山日和です。

 

 

 

中津川から中央道の恵那山トンネルを抜け、トンネル出口にある園原ICから15分ほど。

 

6時前に広河原の駐車場に到着。

 

この時間、まだ車は十数台ほど。

 

ゆっくり準備して6時半頃登山開始です。

 

 

 

川沿いの林道を歩き、広河原の登山口を目指します。

 

真っ青な空には月が見えます。

 

 

 

小さなトンネルをくぐれば、ほどなく登山口です。

 

 

 

 

登山口まで30分足らず。

 

ここを左に降り、

 

 

 

丸太橋を渡って登山道に入ります。

 

 

 

最初はつづら折りの登りで高度を上げて行きます。

 

 

 

全体的に花は少なかったですが、三合目を過ぎたあたりにユキザサが咲いていました。

 

葉が大きいのでオオバユキザサかも。

 

 

 

こちらはミドリユキザサ。

 

 

 

そして、近くにはマイヅルソウが群生していました。

 

葉の形が鶴が羽を広げて舞っているようだからマイヅルソウ。

 

 

 

実は初めて見る花で、見たかった花のひとつです。

 

もう少し大きな花かとイメージしていたのですが、とても小ぶりな花なんですね。

 

 

 

それにしてもここは見事な群落です。

 

ちょうど見頃に出会えたようでよかったです。

 

 

 

四合目まで来るとつづら折りの登りが一段落。

 

 

 

足元には熊笹が増え、頭上も明るくなってきました。

 

新緑がとてもきれいです。

 

 

 

このあたりには小鳥が忙しく飛び回っていました。

 

このひときわ小さな鳥も、動きが速くてなかなカメラでとらえられず、とらえても逆光、枝かぶり、ヒンボケで、その場では何の鳥かわからなかったのですが、帰ってから拡大してみると、頭頂部に黄色が見えます。

 

 

 

別のアングルからとらえた写真を拡大してみると、くりんとした丸い目で目の周りが白く、頭に黒いラインが見え、針葉樹に止まっていることからも、どうやらキクイタダキらしいとわかりました。

 

ずっと観たいと思っていた鳥。

 

その場でそうとわかっていれば、もっと粘ってその姿を追ったのに...

 

 

 

あとは、エナガがたくさんいました。

 

街中でもよく見る鳥なので、エナガとわかるとちょっとがっかりしてしまうのですが、やっぱりかわいい鳥です。

 

 

 

このあたりから熊笹が登山道を覆っている箇所を何ヶ所か通過していきます。

 

足元に石や木の根があるので要注意です。

 

 

 

鮮やかな黄緑色の新芽がとてもきれいな針葉樹の幼木。

 

コメツガでしょうか。

 

 

 

頭上も開けてきて、背後を振り返ると、おお、南アルプスがきれいに見えています。

 

 

 

右側に樹林帯、左側に熊笹が茂るその境目を月を見ながら登って行きます。

 

 

 

振り返ると、今度は中央アルプスの山々が見えてきました。

 

山頂は眺望がないと聞いていたのですが、このあたりからの眺めはなかなか素晴らしいです。

 

 

 

三合目あたりに群生していたマイヅルソウですが、このあたりにも群生していました。

 

まだ咲きはじめみたいなので、時間差でしばらく楽しめそうですね。

 

 

 

少し登っては振り返り、また少し登っては振り返り。

 

この南アルプスの長大な山の連なりはすごいですね。

 

さすがに富士山までは見えませんが、素晴らしい眺めです。

 

 

 

この開けたエリアの最上部まで来ると、御嶽、乗鞍、北アルプスも見えました。

 

 

 

御嶽山アップ。

 

まだ少し噴煙(蒸気?)が上がっていますね。

 

現状、どうなっているのだろう?

 

山頂まで行けるようになるのはいつの日か...

 

 

 

乗鞍アップ。

 

夏スキーが楽しめる山だけに残雪が多いですね。

 

 

 

そして、北アルプスアップ。

 

この角度から見ると、真ん中が奥穂高岳で、右のとんがったのが明神岳、左の少し低いのが西穂高岳でしょうか。

 

雲一つなくよく見えます。

 

 

 

南アルプスから北アルプスまで、眺望を楽しんだ後は、再び樹林帯に入り、八合目。

 

 

 

これが最後の急登か、と思いきや、もうひと登り。

 

いよいよ山頂です。

 

 

(2)へつづく。