大涌谷~金時山散策 | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

富士山を眺める山に登りたいと思い、箱根外輪山の金時山に登りに行きました。

 

と、その前に、大涌谷に寄り道。

 

 

 

激しく火山性ガスを噴き上げています。

 

 

 

その白煙の中に見え隠れする櫓。

 
麓の貯水池から汲み上げてきた水と噴き出す蒸気を合わせて温泉を作るシステムで、ここで作られた温泉水は箱根の各地に送られて温泉に利用されているそうです。

 

 

 

こちらは弘法大師ゆかりの大涌谷延命地蔵尊。

 

 

 

そして、そのお地蔵様にあやかり、食べると七年寿命が延びるという大涌谷名物の黒たまご。

 

1個でいいのに5個入りしか売ってないんですね。しかも賞味期限2日。

 

玉子は1日1個までと教えられてきたのにどうしたらいいんですか...

 

とはいえ、せっかく来たので、玉子は1日2~3個OKという最近の説に乗り換えて買いましたよ。

 

まったく、うまい商売しますね。

 

 

 

大涌谷は一昨年の噴火の影響で、噴煙地や玉子小屋に行く散策路が通行止めになっています。

 

 

 

黒たまごは駐車場周辺の売店で販売していますが、作っているのは玉子小屋のそば。

 

玉子小屋から売店まではこうやって専用のロープウェイで運んでいるんですね。

 

 

 

大涌谷から見た富士山。

 

今日もやっぱり霞んでいます。

 

 

 

今の大涌谷は散策路が通行止めになっているので、駐車場の周辺から周りの景色を見て、黒たまごを食べて、お土産を物色したりするくらいしかできません。

 

30分もいたらすることもなくなってしまいます。

 

ということで、大涌谷を早々にあとにし、あちらに見える山、金時山に向かいます。

 

 

 

大涌谷から仙石原に下り、金時神社前に車を止め、早速登山開始。

 
金時神社の御祭神は源頼光に仕えた坂田公時。幼名はご存知”金太郎”。
 
怪力の持ち主で熊と相撲をとったなどの金太郎伝説が童謡などを通して今に伝えられる人物です。
 

 

 

境内にはまさかりも奉納されていました。

 

 

 

登山道の途中には「金時宿り石」という金太郎伝説にちなんだ石がありました。

 

 

 

金時山の登山道沿いは、スミレ天国でした。

 

スミレは種類が多く、判別に自信はないのですが、これは一番多く見られた、そしてどこでもよく見ているタチツボスミレ。

 

 

 

この白いのはマルバスミレでしょうか。

 

 

 

これは葉が長いのでナガバノスミレサイシンではないかと。

 

 

 

こちらは葉が細く裂けているのでエイザンスミレかと。

 

他にも違う種類らしきスミレが見られましたが、よくわからないので写真を撮ったのはこの程度。

 

 

 

こちらはスミレではなく、咲きかけのコイワザクラ。

 

 

 

キジムシロ? ミツバツチグリ?

 

 

 

45分ほど歩くと稜線に出ました。

 

 

 

マメザクラ。

 

 

 

ツツジ。

 

 

 

間近でウグイスがさえずっていましたが、動きが早くてうまく捉えられず。

 

 

 
金時神社から1時間10分ほどで山頂に到着。

 

最後、岩場の急登がありましたが、お手軽ハイキングコースですね。

 

平日だったためか、途中遠足の子供たちともすれ違いました。

 

で、富士山はと...

 

いい感じに手前に雲がかかっていて、山頂がわずかに覗く程度しか見えませんでした。

 

 

 

こちらは箱根方面の眺め。

 

左の山が箱根の山。手前が仙石原。中央奥が芦ノ湖。その奥は箱根外輪山で右側をずっと回って金時山を経てさらに続いています。

 

箱根もなかなかスケールが大きいですね。

 

 

 

金時山の山頂はそれほど広くないのに「金太郎茶屋」に「金時娘の茶屋」と2軒も茶屋があり賑やかです。

 

 

 

この日のおやつは「のっぽパン」に続いて静岡のご当地パン、「ようかんぱん」です。

 

あんぱんに羊羹コーティングを施し、真ん中にホイップクリームをあしらった菓子パンです。

 

外も餡、中も餡ですが、食感と風味に若干の違いがあり、クリームがいいアクセントになっていてなかなか美味しいパンです。

 

「のっぽパン」も「ようかんぱん」もたまたま三島駅南口の売店で見つけましたが、いつでもどこでも売っているというわけではないようなので、見つけられてラッキーでした。

 
 
 
帰りはこの金時山の看板の左手を下りて、乙女峠経由で下山します。
(この看板の右横には記念撮影用のマサカリが置いてあります。)
 
 

 

乙女峠までは時折急な上り下りを交えながらの尾根歩き。

 

 

 

乙女峠からは一気に下って、山頂から1時間ほどで乙女口に下山。

 

休憩を入れてもトータルで3~4時間程度でした。

 

 

今回は富士山の眺望がイマイチで残念でしたが、富士山周辺には富士山を眺める登山・ハイキングコースが他にもたくさんあるようですので、そういうところも歩いてみたいですね。

 

富士山に登るよりもむしろそっちのほうが楽しそうな気がします。