天城縦走(1) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

今回の旅のメインイベントは天城縦走。

 

JR三島駅を起点に、まずは伊豆箱根鉄道駿豆線で修善寺まで行き、朝一番、8:15発のJR河津駅行きのバスに乗り換えて天城峠まで行き、そこから歩き始めます。

 

全長約15km、標準コースタイムで約7時間半ほどのコースです。

 
 

 

スタートは9:15。天城峠バス停の先にある新天城トンネルの脇を10分ほど登って行くと、国指定重要文化財の天城隧道(旧天城トンネル)に出ます。

 

明治三十四年(1901)に開通した石造りの道路隧道で、「伊豆の踊子」などの文学作品や石川さゆりさんの名曲「天城越え」にも登場することで有名ですよね。

 

 

 

国道は新天城トンネルの方に移りましたが、天城隧道は今も通ることができます。

 

湯ヶ島や浄蓮の滝あたりから歩いてこの隧道を越えて行けば、まさに天城越え。

 

が、それはまたの機会に。

 

天城縦走路はこの隧道の脇を天城峠へと登って行きます。

 

 

 

このあたり、春の花もチラホラと咲いています。

 

タチツボスミレ。

 

 

 

タニギキョウ。

 

 

 

一輪だけど、ニリンソウ...ですよね。

 

 

 

天城峠のバス停から一気に200mほど上がると天城峠。

 

ブナの大木がお出迎え。

 

 

 

ここからは尾根伝い、あるいは尾根を巻く形でブナやヒメシャラの原生林を行く道が続きます。

 

 

 

天城最大級というヒメシャラの大木。

 

まるでブナがヒメシャラに化けたかのようなごつごつとし樹形。

 

これほどの大木になると、こんな樹形になったりもするのですね。

 

 

 

延々と続く原生林の道。

 

若葉が明るく鮮やかに輝いています。

 

 

 

ですが、まだまだ新緑の季節はこれから。

 

もっと緑が濃くなってくると、より美しさが増してくることでしょう。

 
 

 

あちこちで夏鳥のさえずりも聞こえてきます。

 

残念ながら、姿を捉えられたのはオオルリの後姿のみでしたが。

 

 

 

天城はワサビの名産地。天城縦走路沿いにもワサビ沢が見られます。

 

そういえば、「孤独のグルメ」でゴローさんが食べたわさび丼はこのあたりだったとあとで思い出しました。

 
今回は天城縦走で頭がいっぱいでしたが、また来ることがあれば寄ってみたいですね。
 

 

 

原生林の道では、まだほとんど花は見られませんでしたが、苔とともにセントウソウらしき花がよく咲いていました。

 

 

 

頭上にはところどころでマメザクラ。

 

 

 

八丁池近くになるとアセビが満開。

 

 

 

たわわに花をつけていました。

 

 

 

見晴台からみた八丁池。

 

見通しが良ければ、この向うに富士山が見えるらしいのですが、霞んでてだめですねぇ。

 

 

 

右を向けば、目指す万三郎岳はあれですかな?

 

まだここから5km以上あります。

 
 

 

八丁池に到着したのは11:55。

 

池のほとりでしばし昼食休憩。

 

まだ早春の雰囲気ですが、もう少しすると緑が濃くなり、トウゴクミツバツツジが池畔を彩るそうです。

 

 

(2)へつづく。