カタクリとギフチョウを楽しんだ後、葛城山だけでは少し物足りないので、ダイトレをたどって水越峠を挟んで対面にある金剛山を目指しました。
既に12時半を過ぎていたので少し急ぎ気味で。
5月中旬から下旬に葛城山の山肌を真っ赤に染めるツツジは今はまだ蕾。
しかし、足元にはいろんな花が咲いていました。
キジムシロ。
ツクバキンモンソウ。
モミジイチゴ。
ヤマエンゴサク。
水越峠への下り坂。
少しずつ散りゆく桜の花びらがゆるやかに流れる風に舞うのを見るのもいいものですが、少々先を急ぎます。
水越峠を越えると、しばらくはまた林道歩きですが、意外と花が豊富。
いろんな花が群生していました。
こちらはクサイチゴ。
タチツボスミレもわんさか。
ヤマブキ。
スズシロソウ?
早くもニリンソウも咲いていました。
金剛山の方を見上げると、深い緑の針葉樹の間にまだらに顔を出す鮮やかな新緑、そして桜のピンク色。
この季節ならではの実にいい彩りです。
カヤンボというところからは杉林の中の急登。
ダイトレらしい丸太階段を黙々と一歩一歩登っていきます。
ここから先はミヤマカタバミがよく咲いていました。
途中、東側が望める場所から見た奈良盆地。
うん、下界の景色を楽しむなら、やっぱりこれくらいの高度感、距離感のほうがいいですね。
振り返って葛城山。
ツツジの時期には、金剛山から見ても、山頂付近が赤く染まっているのがよくわかります。
葛木山頂から3時間弱で葛木神社に到着。
金剛山の山頂はこの葛木神社の神域にあり、入ることはできません。
こちらは一般的に山頂として親しまれている山頂広場(国見城跡)。
登山者の間では、この金剛山頂の看板と時計を中央に捉えるライブカメラが設置されていること、そしてそのライブカメラが1時間ごとに静止画を撮影し、ホームページにアップすることが知られており、毎時0分前になると、写真に収まろうと人が集まってきてカメラに向かってポーズをとったりしています。
それを面白いと思ったのでしょう、ちょうど今週末、NHKの「ドキュメント72時間」という番組で、この金剛山のライブカメラを取り上げるようです。
見かけるとついつい見入ってしまうこの番組。
このライブカメラにどんな人たちがどんな思いで集って来るのか、是非見てみたいです。
下山は千早本道をスタスタ歩いて35分。17時前に登山口に着きました。
この時期、どれくらい歩けるものかと、葛城山と金剛山の二座を欲張ってみましたが、思ったほど疲れませんでしたし、回復も早かったですので、だいぶ地力がついてきたように思います。
不安なく歩けるのはうれしいですね。さらにどんどん歩きたくなってきます。