葛城山・金剛山散策(1) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

快晴の日曜日、カタクリとギフチョウを見たくて葛城山へ。

 

葛城山へは大阪側、奈良側から何本もの登山道がありますが、電車・バスを使ってなるだけ朝早く山頂部に行けるコースを検討した結果、弘川寺から登ることにしました。

 

 

 

ここ弘川寺は西行終焉の地としても知られるお寺で、境内奥には西行の墓、西行墳があります。

 

 

 

西行墳は江戸時代に西行を慕ってこの地を訪れた歌僧以雲法師が発見したものだそうで、その後、以雲法師は西行墳の周囲に桜を植え、自らの庵を建てて住み、この西行堂を建立するなど、生涯を西行追慕に捧げたそうです。

 

 

 

西行墳の奥には西行桜山周遊路という散策路があり、もう大部分は散っていましたが、少しだけ名残りの桜を見ることができました。

 

 

 

足元にはゼンマイがいっぱい。

 

 

 

弘川寺から葛城山へは大半が林道。

 

本来は寺の前の道を登って行くようですが、案内図に寺の奥の西行桜山周遊路から林道に抜けれそうに書いてあったので、そのまま押し通してみたのですが、道の分岐が多い割に案内が今一つ不明瞭で抜け出すのにずいぶん時間を要してしまいました。

 

林道に向かう途中、西側が開けた場所があり、大阪平野が一望できたところだけがよかったです。

 

PLの塔もはっきりわかる距離感がちょうどいいです。
 
葛城山の山頂まで登ってしまうと、遠すぎるんですよね。

 

 

 

目の前の斜面にはタラの芽がわんさか。

 

高枝切りばさみを貸してください...

 

 

 

林道には特に見どころはありませんでしたが、山頂に近づくとショウジョウバカマがたくさん咲いていました。

 
 

 

出発から2時間半でダイトレに合流し、山頂部に到着。

 

時刻はすでに10時45分。

 

登山者にロープウェイで上がってきた人も加わり、結構、賑やかでした。

 

 

 

山頂に行く前に、カタクリとギフチョウを見に自然研究路に向かうと、早速ギフチョウが舞っていました。

 

ギフチョウを見るのは今回が初めて。

 

見た目が普通のアゲハチョウに似ているので、それくらいの大きさをイメージしていたのですが、アゲハチョウより一回り小さいのですね。

 

 

 

道沿いに咲くスミレの花から花へと蜜を吸いながら飛び回っているのを、大勢の人がカメラで追っていまました。

 

 

 

自然研究路の斜面にはカタクリが満開でした。

 

 

 

カタクリの周りにも時々ギフチョウが飛んできました。

 

しかし、カタクリに止まって吸蜜するギフチョウの写真を狙ってしばらく待ってみたものの、なかなか止まってくれません。

 

 

 

カタクリに止まってくれと念じながらギフチョウを目で追っていると、近くの木に夏鳥のキビタキ♂が飛んできました。

 
喉から胸元にかけてのオレンジと黄色が鮮やか。
 
しばらく冬鳥ばかり見ていたので、新鮮です。

 

 

 

ギフチョウを置いといて、しばし、キビタキを観察。

 

そうしている間にカタクリに止まっていたかもしれません...

 

 

 

キビタキが去り、再びギフチョウに目を移すと、すぐ目の前の地面に降りてきました。

 

ほとんど地を這うように飛び、こうして地面に止まったりもするので、ぼんやり歩いていると踏みつけてしまいそうです。
 

 

 

カタクリに止まるギフチョウを諦めて、自然研究路から山頂へ。

 

途中、遠目ですがオオルリ♂を見ることができました。

 

 

 

焦って撮ったのでちょっとピンボケです。

 

キビタキにオオルリ。夏鳥の季節到来ですね。

 
 

 

白樺食堂テラスのコブシ。

 

もう終わりかけですが、青い空に白くて大ぶりな花がよく映えます。

 

 

 

山頂に向かう斜面にもカタクリがちらほらと咲いていました。

 

そんなカタクリを見ながら登っていると、自然研究路では待てども待てども止まってくれなかったギフチョウが、すぐそばのカタクリにあっさりと止まってくれました(笑)

 

自然ってそんなものですよね。自分の思うようにはなりません。

 

 

 

そして、葛城山頂に到着。

 

快晴で暑くも寒くもなく、ピクニック日和です。

 

 

(2)へつづく。