三千院門跡を散策した後は、前から気になっていた宝泉院へ。
門を入ると正面に宝泉院のシンボル、ゴヨウマツが迎えてくれます。
さて、まずは、左手に一段下りたところにある宝楽園という庭園へ。
こちらは平成17年に作庭された新しいお庭だそうです。
変化にとんだ岩石の配置や、
白砂の造形がとても面白く、
中でもこの蹲は放射状に敷かれた石も含めてとてもユニークな形でいいですね。
紅葉もちょうど見頃を迎えたところ。
深紅から橙色、黄色、青葉と、まだ、葉が生き生きとしていて、色鮮やかです。
こちらは誰かが仕組んだもの。
これから紅葉が進むにつれ、白砂の上に落ち葉が降り積り、ますます赤く彩られていくことでしょう。
宝楽園を堪能した後は、建物の方へ。
鶴亀庭園の紅葉もだいぶ色づいています。
池に映り込む紅葉に山茶花に錦鯉。
こちらは梁と柱を額縁に見立てて観賞する額縁庭園。
見事な樹形のゴヨウマツを中心とした景色はとても美しいです。
奥に宝楽園の紅葉が見えていますが、額縁庭園の紅葉はまだまだこれからといった感じでした。
宝泉院の拝観にはお抹茶とお菓子が付いてきます。
庭を眺めながらいただくお抹茶は格別です。
ゆっくりとお庭を鑑賞し、外に出ると、だいぶ日も高くなり、紅葉もいっそう鮮やかさを増してきました。
宝泉院の外側の小径。
ちょうど宝楽園の裏手にあたり、ここからも紅葉を楽しむことができます。
まだまだ見頃を迎えたばかり。これから1週間以上は楽しめそうですね。
宝泉院はこじんまりとていますが、三千院門跡に比べると人も少なく静かでいいですね。
お庭も素晴らしいし、気に入りました。
(3)へつづく...