今までどうも遠いイメージがあって敬遠していた大峰山系ですが、勝手な思い込みで、実はそれほど遠くないということがわかり、紅葉でもしていればと思い行ってきました。
初めてなので定番の行者還トンネル西口から弥山、八経ヶ岳を往復するコースです。
朝7時30分頃に登山口に到着。
登山口の目の前の有料駐車場(1日1000円)に車を止め、登山届を書き、8時頃に出発。
この時期、もう花は期待できませんが、その代りのものを見つけながら、ゆっくり登ります。
赤い実その1(マムシグサ)
赤い実その2(ミヤマシキミ)
出だし、少しだけ沢沿いを歩き、その後、沢を離れ尾根を目指して上がっていきます。
このあたり、赤茶色の艶々の幹のヒメシャラが目立っています。
こんな風に生きながらベンチになっている木もありました。
ヒメシャラの樹皮はよく見るとこんな感じなんですね。
また、道中時折目にするのが、こういう根こそぎ倒れた木。
中には石の間を縫うように根を張っていたことを示すかのように大きな石を巻き込んで倒れているものもありました。
1時間ほど歩いて、尾根に到達。
この尾根道は大峰奥駈道でその合流点ということで奥駈出合と呼ばれています。
木の割れ目の中に道標があるというのが面白いですね。
ここからしばらくは緩やかな尾根歩き。
シロヤシオの木が多いので、花の咲く頃はいいでしょうね。
赤い実その3(カマツカ?)
このあたりの木々は紅葉しつつあるようです。
ですが、見頃はもう少し先になりそうな感じですね。
紅葉はまだでしたが、苔はきれいでした。
弥山(右)と八経ヶ岳(左)が見えてきました。
二股に分かれた立派な木。間がぱっくり割れています。
割れ目を覗くと下までぽっかりと空洞になっていました。
こんな状態でも生きていけるなんて、すごい生命力です。
赤い実その4(ツルリンドウ)
キノコもたくさんありました。
キノコその1
キノコその2
キノコその3
キノコその4
聖宝ノ宿跡にある理源大師像。
このあと、弥山に向けて登りが急になります。
シダが生い茂る中を歩き、
長い木の階段を歩き、
眺望が開けたピークを2箇所ほど通過して、
ようやく弥山小屋に到着。
ゆっくり歩いて、コースタイム通りの3時間でした。
(2) へつづく...