秋田駒散策 (2) | Archive Redo Blog

Archive Redo Blog

DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

男女岳への道は少々急ですが、よく整備されています。

 

 

 

阿弥陀池から15分もかからずに男女岳(女目岳:おなめだけ)山頂(1637m)に到着。

 

八合目から1時間45分ほどでした。

 

この日は時々ガスが上がってきていたのですが、タイミングの悪いことに、山頂に着いてほどなく濃いガスに覆われ、しばらく視界を奪われました。

 

しかし、30分ほど待つと再びガスが晴れ、周囲が見渡せるようになりました。

 

 

 

阿弥陀池とその奥に馬の背と女岳。

 

 

 

男岳と田沢湖。

 

男岳の向こうには鳥海山も見えます。

 

 

 

北の方を見ると、はるか遠くに岩木山も見えました。

 

この日の天気で岩木山まで見えるとは思っていませんでしたのでラッキーでした。

 

 

 

お手軽コースとは言え、このまま下山するのも少し物足りなかったので、男女岳を下りた後は男岳にも登ってみることにしました。

 

 

 

取り付きの急登を登り切れば、あとは緩やかな稜線歩き。

 

 

 

男岳への稜線上から見る女岳と小岳。

 

小岳の火口丘の縁が二重になっているのが面白いです。

 

何かに似ていると思ったら、サザエの蓋にそっくりです。

 

 

 

阿弥陀池から20分弱で男岳(1623m)に到着。

 

標高は男女岳の方が高いのですが、こちらの方が秋田駒ヶ岳の本峰になるそうです。

 

 

 

男岳から見る田沢湖の全景と左奥に鳥海山。

 

 

 

鳥海山は裾野を大きく広げていて遠目に見るととても美しい山です。

 

天気を心配してやめましたが、この様子だと登れなくはなかったですかね。

 

 

 

男岳からの帰路。

 

西側の斜面はかなり紅葉してます。

 

日照とか風雪などの影響もあるのかもしれませんが、この時期、この標高でこれだけ紅葉するのですね。

 

 

 

阿弥陀池とそそり立つ馬の背。

 

全体的に柔らかな印象のある山容ですが、ここだけは厳しい表情を見せています。

 

 

 

帰りは男女岳を巻くコースを下ります。

 

 

 

こちらはゆるゆると下って行く道です。

 

 

 

見上げれば、男女岳の西側斜面もかなり紅葉しています。

 

 

 

このあたりではところどころでウメバチソウが咲いていました。

 

 

 

キオンも咲いていました。

 

 

 

男岳から50分ほどで八合目の駐車場まであとわずかというところまで来ました。

 

 

 

右手には荒涼とした山肌が見えます。

 

ここはかつて硫黄鉱山だったところだそうで、ここから真っすぐ阿弥陀池に向かうルートもあるそうですが、崩落が進んでいるため通行しないようにとの注意書きがありました。

 

 

 

トータル4時間で下山。

 

下山後は乳頭温泉郷へ。

 

昨年、鶴の湯には入ったので、今回は蟹場温泉にしてみました。

 

露天風呂はこの建物から50mほど下ったところに設けられており、緑に囲まれ、沢の音を聞きながら、気持ちよく浸かることができます。

 

鶴の湯のような乳白色のお湯でこそありませんでしたが、似たような泉質でいいお湯でした。

 

 

秋田駒ヶ岳は田沢湖畔などからみる姿も美しいですし、登ってみれば峰々やカルデラなど変化に富んだ地形がとても面白く、また、夏には高山植物もたくさん見られるということで、素晴らしい山だと思います。

 

しかし、これでも二百名山なんですね。

 

個人的に百名山に入れたい山です。

 

(新・日本百名山や新・花の百名山には選ばれているようです)