秋田駒散策 (1) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

シルバーウィークを利用して東北を旅してきました。

 

9/20の早朝にフェリーで秋田港に到着。

 

天気が良ければ鳥海山に登ろうと思っていたのですが、秋雨前線や台風の影響ですっきりしない空模様だったので、もう少し手軽に登れる山ということで秋田駒ヶ岳に行先変更。

 

こちらは八合目まで車で登れば(※)、3~4時間で山頂周辺を周回できるお手軽コースです。

 

※時期によっては通行規制あり。

 

 

 

八合目の駐車場を8時半頃に出発。

 

まずは、二股に分かれた道を、焼森、横岳方面に向かいます。

 

しばらくは、低木の間を縫うように進みます。

 

低木といっても、場所によっては脆い地質なのか道が深くえぐれているので、人の背丈ほどに生い茂っており、少々歩きづらいです。

 

 

 

このあたりでは、毎度お馴染みの秋の花、アキノキリンソウや、

 

 

 

エゾリンドウが見られました。

 

 

 

イチイの木には真っ赤な実がたくさんついていました。

 

イチイの実はおいしいらしいですが、種には毒があるそうで、食べ方には注意が必要なようです。

 

 

 

焼森への登りに差し掛かると、周辺の植物はぐっと少なくなり、視界が開けてきます。

 

 

 

このあたりには終わりかけのヤマハハコがたくさん咲いていました。

 

 

 

ゆっくり歩いて1時間弱で焼森のピークに到着。

 

 

 

草木も生えない一面茶褐色の砂地です。

 

 

 

焼森から見る男女岳(右)と男岳(左)。

 

 

 

秋田駒ヶ岳に連なる山々も一望できます。

 

中央奥の少し突き出たピークは乳頭山(烏帽子岳)。

 

乳頭温泉郷から乳頭山を経て秋田駒ヶ岳へと縦走するコースもあるようです。

 

気持のいい稜線歩きが楽しめそうですね。

 

 

 

その右奥には雲間から岩手山の山頂部も顔を出していました。

 

結構近いですね。

 

あちらもいつか登ってみたい山です。

 

 

 

焼森から横岳へは緩やかな稜線歩き。

 

 

 

下って上ってあっという間に到着。

 

 

 

横岳からは女岳、小岳という火口丘を抱えるカルデラが見えます。

 

横岳からの道は、このカルデラの外輪山の稜線に沿って、二股に分かれています。

 

左に進むと大焼砂。

 

夏にはコマクサの群落が見られ、大焼砂からカルデラの中に下りるとチングルマやヒナザクラの群落も見られるそうです。

 

 

 

ですが、今回は短縮コース。

 

右に進んで、男岳へと至る馬の背を行きます。

 

 

 

うっすらと蒸気を上げる女岳(右)と小岳(左)。

 

なんとも面白い自然の造形を見せてくれています。

 

女岳は近年でもときおり活発な活動を見せているようですが、大規模な噴火は起こしていないようで、カルデラ内が緑に彩られているのがまた美しいです。

 

 

 

馬の背は途中で阿弥陀池へと下りる道と分岐しています。

 

この先の馬の背は藪が深く歩きづらいようなので、阿弥陀池へと下ります。

 

 

 

阿弥陀池に到着。

 

このあたりは木道になっています。

 

周囲には湿原もあり、夏にはお花畑も見られるそうです。

 

 

 

阿弥陀池越しに見る男女岳。

 

こちらが秋田駒ヶ岳の最高峰ということになります。

 

(2)へつづく...