霧ヶ峰の最高峰、車山に登ってきました。
といっても、ビーナスライン沿いにある車山肩というところから、標高差わずか100m余りを緩やかに登るだけですので、登山というほどではありません。散策です。
霧ヶ峰一帯はなだらかな高原で、この時期は様々な花が咲くお花畑状態です。
車山肩から車山への道沿いにもいろいろな花が見られました。
イタドリ。
イブキトラノオ。
ヨツバヒヨドリ。
シロニガナ。
ハナニガナ。
オトギリソウ。
オミナエシ。
ハクサンフウロ。
ウスユキソウ。
この花が一番目立っていました。
頂上の気象レーダードーム目の前に迫ってきました。
車山山頂(1925m)に到着。
写真を撮りながら、ゆっくり歩いても1時間弱でした。
あまり高度感はありませんが、北方向を見れば霧ヶ峰の中心部から遠くは美ヶ原方面まで。
反対側を見れば、車山高原、白樺湖、その向こうちょっと雲に隠れた蓼科山とその右に連なる八ヶ岳。
リゾート気分満点の風景が広がります。
ところが、この霧ヶ峰は大昔は円錐形の火山だったとのこと。
火山活動の末期に大爆発を起こして山頂が吹き飛んで今のような地形になったのだそうです。
その痕跡といいますか、車山の南側にわずかに見られる断崖は爆裂火口の跡なのだとか。
車山の頂上には車山神社があります。
車山神社は御柱祭で有名な諏訪大社の小宮と位置付けられる神社で、ここでもやはり御柱祭があるようです。
諏訪大社の御柱祭といえば、急斜面を御柱が下る「木落とし」が有名ですが、こちらの御柱祭は山の上へ曳き上げるものなのだそうです。
よく見ると、小ぶりながら御柱が四隅に建てられてますね。
頂上付近にも色々な花が咲いていました。
イブキジャコウソウ。
シモツケ。
キバナノヤマオダマキ。
ハナチダケサシ。
帰りは車山湿原のほうを回って帰ろうかと思っていたのですが、なぜか通行止めになっていたので、元来た道を引き返し、30分ほどで車山肩まで戻りました。
軽装でも楽に登れ、反対側の車山高原からであればリフトでさらに楽々。
ドライブがてら気軽に楽しめる山でした。
(2) へ続く...