丸亀を観光した翌日、讃岐山脈を越えて徳島県に入り、剣山へ。
早朝、見ノ越の駐車場に車を止め、剣山神社から登り始めます。
このあたりは標高1400m~1500mくらい。
寒くはないのですが、登山道周辺を見るとまだ緑が少なく早春という雰囲気です。
歩き始めて30分ほど。西島のリフト乗り場の近くまで来ると、山頂部が見えてきました。
西島のリフト乗り場からは大剣神社を経由するルートと、刀掛を経由するルートに分かれますが、後者を選択しました。
見晴らしのよい尾根道でとても気持ちがいいです。
刀掛の松。
ただの倒木にしか見えませんが、源平の昔からの由緒ある松だそうです。
さらに少し登ると劔山本宮の前に出ます。
ピカピカの鳥居がまぶしいです。
隣の山頂ヒュッテで山バッジを買ってから階段を登って山頂部へ。
山頂部はシコクザサの群生地で、木道が整備されています。
剣山山頂(1954.7m)。
約1時間半で到着しました。
剣山の西の方には、四国で一番美しい山という三嶺が見えます。
そして南西の方には次郎笈が見えます。
この日、剣山よりむしろ楽しみにしていたのは次郎笈の方。
人がいっぱいの剣山の山頂を足早に後にして、次郎笈へと向かいます。
剣山から次郎笈へは大好物の稜線歩きです。
シコクザサに覆われた稜線は、特に危険な箇所もなく気持ちよく歩けます。
一旦下ってまた登り返しますが、苦になりません。
足取りも軽く、次郎笈のピークをトラバースする縦走路との分岐まであっという間に到着。
ここから最後、急登すると、
次郎笈(1930m)に到着です。
剣山より人が少なく落ち着いた雰囲気です。
次郎笈から見た剣山。
いい天気で、暑くもなく寒くもなく、絶好の山日和。
コーヒーを淹れ、剣山を眺めながら30分ほどのんびりと過ごさせていただきました。
次郎笈から三嶺へと続く縦走路。
剣山から三嶺の縦走は約20km近くあり、前後の行程も含めて考えると日帰りではかなり厳しいようですが、歩いてみたい道です。
次郎笈からの帰路は、剣山の山頂へは登り返さず、途中から大剣神社へのショートカットコースの方に分岐することにしました。
しばらく行くと斜面に大きな岩が見えてきました。
その下に見える赤い屋根が大剣神社です。
大剣神社からさらに下り、西島のリフト乗り場で朝登ってきたルートに合流し、あとは剣山神社まで一気に下山。
休憩込みで往復3時間45分と楽な山行でした。
ただ、山登り自体は楽でしたが、行き帰りの国道が国道とは思えぬほどの酷道で大変でした。
四国は結構山深いですね。
今度は三嶺、夏か秋に行ってみたいです。