
丸亀散策、最後は駅前にある「猪熊弦一郎現代美術館」を観に行きました。

受付でチケットを購入すると、一部作品を除いては写真撮影可と説明していただいたので、遠目に控えめにいくつか撮影させていただきました。

2Fの常設展では、”猪熊弦一郎展 Faces”というテーマで、妻の死をきっかけに1988年から89年にかけて集中的に描いたという、キャンバスをマス目で区切っていくつもの顔を並べた作品が展示されていました。

3Fの企画展では、”猪熊弦一郎展 「私の履歴書」<前編> 絵には勇気がいる”が開かれており、かつて私の履歴書に連載された自伝に基づき、幼少期から30代後半のパリ遊学時代までの作品や資料が展示されていました。
ということで、今回はたまたま猪熊弦一郎一色だったわけですが、現代美術だけに正直よくわからない作品が多かったです。
ただ、この”私の履歴書”の中で、一見、乱暴に描かれているように見えても、いい絵には秩序、調和、バランスというものがあるというようなことを書かれていて、こうした作品群を見ていく中で、この言葉が妙に腑に落ちました。

「猪熊弦一郎現代美術館」を観た後は、同じく駅前にある骨付鳥の有名店「一鶴」へ。

夕飯にはまだ少し早い時間でしたが、ノンアルビールとともに”おやどり”と”とりめし”をいただきました。
さすが、評判どおりうまいですね。
強烈な歯ごたえのおやどりは、噛みしめるたびに旨味がじゅわっと出てきて、スパイスの風味も相まって病みつきになる味です。