瀬戸内アート散策2016(3) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録


カモメの駐車場 木村崇人

瀬戸内国際芸術祭2016、春会期のアートめぐり1日目。

男木島の次は女木島です。

男木島からフェリーで20分。港の周囲の防波堤にはカモメがずらりと並んでお出迎えです。




女木島での滞在時間は、最終のフェリーの出港時刻までの2時間のみ。

ということで早速、アートめぐり開始。

まずは港の目の前にあるモアイ像...

ですが、これはアート作品というわけではないようです。



20世紀の回想 禿鷹墳上

モアイ像の隣に4本のマストに帆を掲げた帆船...と思いきやグランドピアノ。

こちらはアート作品です。

オブジェだけであるだけではなく、ピアノの音も流れていました。



feel feel BONSAI 平尾成志×瀬ト内工芸ズ。/香川県盆栽生産振興協議会

庭から部屋の中まで盆栽で彩られた家。




盆栽は風呂場まで浸食していました。

湯船から溢れる湯のような躍動感のある苔が見事でした。



女根/めこん 大竹伸朗

椰子を載せた鮮やかな赤色のオブジェがシンボリックですが、全体的になんだかよくわかりません。

中には写真に撮るのが憚られるような作品も...



ISLAND THEATRE MEGI「女木島名画座」 依田洋一朗

マンハッタンの古き良きシアターを模した空間。

作者の個人的なノスタルジーでしょうか...

「華麗なるギャッツビー」に出てくる眼科医の看板の絵だけが妙に印象に残りました。



段々の風 杉浦康益

高松まで一望できる丘の上の段々畑のあとには陶製のオブジェ。

海上には港に向かって来るフェリーが見えます。

あのフェリーが男木島に行って戻ってきたら乗らなくては!



均衡 行武治美

縦に連なった細長いミラーが外から差し込む光にキラキラと揺らめく作品。

時刻によって表情を変えるのでしょうね。


この作品を観に行った時点で時刻は16時30分。

他にも数点のアート作品がありましたが、残念ながら時間切れで観ることができませんでした。

なんで最終のフェリーの時刻間際までやってくれないのだろうと思っていたら、芸術祭のスタッフさんも最終のフェリーで高松に引き上げるのですね。

屋内作品については早すぎても遅すぎても観れないことがあるので要注意です。




港に戻ると防波堤の突端に大きな鬼のオブジェがありました。

女木島は鬼ヶ島ともいい、山頂近くにある洞窟に鬼が住んでいたという伝説があるとのこと。

その鬼ヶ島大洞窟周辺にもアート作品があるのですが、観に行くとなると1時間かかるとのことで、これも今回は断念しました。




女木島も男木島同様、全部見ようと思ったら3~4時間は必要なようです。

1日で2島をめぐるなら、朝一から夕方までめいっぱい使わないとだめですね。


それでも半日で約20の作品を見ることができ、充実した1日目になりました。