卵黄の味噌漬けこぼれ梅風味 | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録



みをつくし料理帖に出てくる「麗し鼈甲珠」を作ってみました。




卵黄の味噌漬けの生地にこぼれ梅を使ったものですが、公開レシピではこぼれ梅と赤味噌と白味噌を練り合わせて生地を作り、器に平らにならして入れた生地の上にさらしを敷いて窪みを作り、そこに卵黄を落とし、さらに上からも生地を塗ったさらしを被せて漬け込むのですが、できるだけあるものを使いたいので、味噌は普段味噌汁に使っている味噌を、さらしの代わりにガーゼを使いました。

そのせいか、できはイマイチ。

色はきれいなんですが、卵の薄皮がガーゼにくっついて少し破れてしまい、形も”珠”のようにはならず、味の方もこぼれ梅の奥深い甘味は出ているのですが、味噌の方があまり効いていません。

なかなかそう簡単には吉原で二百文で売れるという至高の一品にはなりませんね。




これを作ると卵白と生地が残ります。

卵白はカニのほぐし身の缶詰があったので、それと合わせて餡にして、ブロッコリーにかけておいしくいただきました。





生地は卵黄に触れていた部分を取り除いて、すじ肉とこんにゃくと煮込んでどて煮にしてみました。

これもこぼれ梅の柔らかな甘味が効いた優しい味わいでなかなかおいしかったです。


というわけで、皮肉にも副産物の方がおいしかったという、チャレンジでした。