騎手の一分――競馬界の真実 (講談社現代新書)/講談社- ¥799
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昨年、突然引退した藤田伸二騎手。
彼が今の競馬界の実情について思うところをぶっちゃけた本です。
引退してから書いたものではなく、引退する2年も前に書いたものだというから驚きです。
現役続行中にこれだけぶっちゃけられるというのは、もう相当の覚悟ができていたということなのでしょう。
見た目や言動からヤンチャなイメージがある騎手ですが、競馬に関してはむしろ真面目でフェアな方。
その思いには共感するところが多々あります。
まだまだやれる人だと思いますが、なるほど、こういう哲学を持っているのなら、辞めたくなりますよね。
フサイチコンコルドのダービー、馬券を取らせていただいたということもありますが、私にとっても忘れられない思い出です。