九重散策(1) | Archive Redo Blog

Archive Redo Blog

DBエンジニアのあれこれ備忘録



8月10日~11日の1泊2日で九重連山を歩いてきました。

天気のよさそうな2日を選んでの山行きなので、もちろん天候は晴れ。

くじゅうの名物ガイド犬、平治(へいじ・雌)が見上げる先には九重の山々がくっきりと見えています。




まずは長者原に車を止め、8時40分発のバスで牧ノ戸峠へ。

ここから最も一般的なルートで九重連山の主峰、久住山を目指します。




このルートは全般的に眺望がよく、登山口から登り始めてすぐのところにある第一展望所からは、涌蓋山や、




三俣山がよく見えました。




そこからさらに少し登ると、阿蘇五岳も見えました。

このあたりまでは遊歩道として整備されているので、ドライブついでに景色を観に登ってこられる人も多いようです。




最初のピーク、沓掛山(1503m)から星生山、久住山方面へと続く登山道。

このルートは基本的にこのような稜線歩きが続きます。




扇ヶ鼻分岐を過ぎると広々とした草原、西千里浜を経て、




久住分れ避難小屋に着きます。




久住分れ避難小屋から見上げた星生崎。

岩から発せられているかのような上空の雲が印象的でした。




同じく久住分れ避難小屋から見上げる久住山頂。

もう目の前です。




久住分れから頂上へはガレ場が続きます。

振り返れば、星生山。

右手前にはノリウツギが咲く斜面が広がっています。

6月のミヤマキリシマが有名な九重連山ですが、この時期はノリウツギの花が山肌一面を覆うようですね。




ガレ場をさらに登ると、偽ピークで軽く騙されてほどなく、




久住山(1786.5m)の山頂に到着。

少し雲が多くなってきたため、遠方の眺望はいまいちでしたが、




星生山、硫黄山、三俣山、




天狗ヶ城、中岳など、九重連山の周囲の山々はよく見えました。




久住山に登った後は、余裕があれば、中岳、天狗ヶ城を周回しようと思っていたのですが、重装備と暑さがこたえて足が重かったため、今回はパス。




久住分れから坊ガツルへと下ることにしました。




久住分れからは、ほんのりと硫黄臭ただよう急斜面を下っていきます。




左手に蒸気を噴き上げ、生き物の侵入を拒むかのような荒んだ表情を見せる硫黄山を見ながら、




荒涼とした北千里浜を進み、諏蛾守越との分岐を超えると、




遠くにこの日の目的地の坊ガツルの草原が見えてきます。




坊ガツルに向けて下っていくと、やがて沢の音が聞こえ、法華院温泉山荘に着きます。




こちらは九州一の高所にある温泉で、(一般の人は)歩いてしか行くことのできない秘湯です。




山荘のお風呂ですが、入浴だけの利用も可なので、もちろん入らせていただきました。

登山の最中に、山を観ながら汗を流し、疲れを解きほぐすことができるのは格別ですね。




法華院温泉山荘で温泉に入った後は、坊ガツルに移動してテント泊。

疲れていたため、日が暮れる前に簡単に夕食を済ませ、早々に床につきましたが、夜中に目が覚めて外を見ると、薄曇りではありましたが、星空が見えたので、星空撮影を試みてみました。

薄らと見える山影は中岳方向の山々で、右下の明かりは法華院温泉山荘。

中央左寄りに上から下へ天の川が流れているのですが...ちょっとわかりにくいですね。

ペルセウス座流星群のピークの数日前ではありましたが、流れ星もいくつか観ることができました。

快晴であればもっと美しい星空を観れることでしょう。


(2)へ続く...