京都一周トレイル(その2) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録



いい天気だったので、先週に続いて京都一周トレイルに出掛けました。

今回は哲学の道の入口、浄土橋から東山コースの残り比叡山までと、その先の北山東部コースを大原もしくは鞍馬まで歩きます。




最初しばらく住宅街を歩いた後、大山祇神社から山道へと入っていきます。

しかし、ここまでの道中、公式の標識以外に臨時で取り付けたらしき案内板があったり、辻々にスタッフや警備員らしき人がいたりと、なんだか妙な雰囲気...

と思いながら歩いていると、、後ろからゼッケンを付けたトレランの人たちがポツポツと現れ、どんどん抜いていきます。

どうやらトレラン大会にぶち当たってしまったようです。




大会ということもあってか、大半の方は追い抜く際に挨拶してくれるなど、マナーよく走っていらっしゃるんですが、常に後ろを気にしながら、ペースは乱されっぱなし。

石鳥居で小休止中、お一人で登ってこられたご年配の男性と「えらい日に来てしもた。」と苦笑い。




まぁ、でも、来てしまったからには仕方がありません。

石鳥居から少し下って、水飲対陣跡碑のところで、雲母坂からのルートと合流し、比叡山へ。




トレランのペースに引っ張られてか、なんだかあっという間にケーブル比叡駅に到着。

少し霞んでいますが、いい天気です。




ケーブル比叡駅からは北山東部コース。

延暦寺へと向かう途中、つつじでまっピンクに染まる斜面がありました。

これは見事ですねぇ。




その先のちょっとした展望広場からはこれから向かう大原方面が見えます。

(実際には大原はもう少し奥なんですが...)




延暦寺西塔の入口。

ピークは過ぎたのか、この辺まで来るとトレランの人もやや疎らになってきました。




転法輪堂(釈迦堂)。

トレイルコースはこの脇を通ります。




道沿いにたくさん咲いていたミヤマカタバミ。

ここからはしばらく、奥比叡ドライブウェイに沿うような形で尾根道が続きます。




玉体杉。

大きな木陰があり、風もよく通るところで、休憩にうってつけの場所です。




この尾根道には大きなピークが2つあります。

そのひとつが、横高山(767m)。




そしてもうひとつが、水井山(794m)。

いずれもピークの直前が木の根道を直登する急坂になっていて、けっこうきついです。




しかし、水井山を過ぎれば、あとは大原までずっと下り。

この横高山、水井山あたりでも、まだトレランの人に出会いますが、ペースの遅い人やバテた人ばかりで、むしろこちらが追い抜くことのほうが増えてきました。




仰木峠から急坂を下ると、やがて川沿いのなだらかな道になり、大原の登山口に到着。

とりあえず、第一目標はクリア。

9時半頃スタートで、15時に大原到着と、なかなかいいペースで歩けました。




この日、スタートが遅かったのは、出町ふたばでおやつを調達してきたから。

名代豆餅に、この時期ならではの桜餅に柏餅。

豆餅はもちろん、桜餅も柏餅もおいしいです。

力も湧きますし、山歩きにもってこいのおやつです。




さて、大原まで来たら三千院や寂光院などをぶらりと散策したいところですが、トレイルコースからは意外に距離があって、この時間からだとあまりのんびりはできません。




また、それよりは、次のことを考えて、今日のうちにもう少し先まで進んでおきたいという思いもあって、このまま鞍馬まで行くことに。




大原の里には、桜はわずかに残る程度でしたが、道端にはスミレやカキドオシ、菜の花など、春の花が溢れていました。




大原の里から江文峠を越えると静原の里。

その中心部にある静原神社がトレラン大会のゴールになっていました。

結局、コースがもろかぶりでした。




静原の里からは最後の難所、薬王坂を越えて鞍馬へ。

わずかな距離ですが、最後の最後にきつい登りです。




鞍馬到着は17時過ぎ。

鞍馬寺の門前は、お店もほとんど閉まり、人もまばらでとても静かでした。


この日は東山コースの7.2km+北山東部コースの15.9kmの23.1kmを歩ききりました。

交通アクセスを考慮すると、どうしても均一な区間割りができず、無理をしなければならないところが出てきますが、ここまで来ておくと、残りを2回に分けるとして、いずれも歩行距離を20km以下に抑えることができます。

残りは寄り道などしながら、少しゆっくり目に歩きたいと思います。