山に登る前に読む本 (ブルーバックス)/講談社- ¥864
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山に登ると、その時その時のコースや気象条件、そして自身の行動や体調によって、歩いている最中や歩いた後の体の反応が異なります。
歩いている時に息が上がったり、足が動かなくなったり、めまいのような症状が出たり、歩いた後に筋肉痛が出たり出なかったり...
どういうことをするとどうなるのかということは、経験的に学んでいけるものですが、そうしたことを運動生理学の観点から解説しているのがこの本です。
登山に必要な体力やエネルギーの話、そしてそれを踏まえたうえでの科学的登山術とその実践方法、体力向上のためのトレーニング方法など、科学的な裏付けをもとにしたノウハウは、とても参考になります。
ただ、このとおりに実践すれば、どんな山でも楽に登れるようになる、ということを言っているわけではありません。
自分の体力を把握して、それに見合った山に登ること、それが一番大切なことですね。