
近江八幡で開かれている「BIWAKO BIENNALE 2014 ~ 泡沫 | UTALATA 」を観てきました。

会場は近江八幡の観光の中心、八幡堀の周辺の古い民家など14箇所。

BBパスポート(大人¥2,000)を購入し、総合受付となっている天籟宮を起点に歩いて巡ります。

アート作品は、室内に展示されていたり、

庭などの屋外に展示されていたりと、さまざま。

訪れる人もさまざ。にゃんこも遊びに来ます。

その空間に自然に溶け込むような演出であったり、

異質さや意外性を楽しむ演出であったり、

オブジェであったり、絵画であったり、光や音で感じるものであったり、

多種多様な表現が楽しめます。

一応、各作品のそばには作者や作品名や作品についての解説が書かれていたりするのですが、

それを見て、「あ、なるほど。」と思うものもあれば、

やっぱり、なんだかよくわからないものもあったりして、

作者の意図を理解できているかどうかは非常に怪しいですが、

そんなことにはとらわれず、自分自身の感性で、

”きれい”とか”不思議”とか”幻想的”とか”おもしろい”とか、

感じるままに楽しめばいいのかなと思います。

今では日常生活の中で足を踏み入れることが少なくなってしまった古民家に、

廊下や縁側を通ったり、土間や中庭を通ったり、離れに上がったり、二階に上がったり、

建物探訪的な感覚で入っていくのはなかなか楽しいものです。

でもまぁ、アート作品が料理だとすれば、古民家は器であるわけで、

料理に合う器を選ぶのと同じように、器に合う料理を作るのと同じように、

やはり、互いを引き立て合うような演出の作品に惹かれますね。

「BIWAKO BIENNALE」。

1日で14箇所を巡るのはなかなか大変でしたが、いろんなことが感じられて楽しいイベントでした。

また、今回、このイベントを機に初めて近江八幡のこのエリアを歩きましたが、

大切に保存された古い町並みがとても魅力的で、別の機会に、他の場所も訪れてみたくなりました。

そう、近江八幡と言えば、私の好きな建築家、ウィリアム・メレル・ヴォーリズゆかりの地でもあります。

「BIWAKO BIENNALE」を回っていて偶然知ったのですが、

今、「ヴォーリズ・メモリアル in 近江八幡 」というヴォーリズ没後50年の記念企画展をやっているとのこと。

ヴォーリズ建築の一つ、旧八幡郵便局でも、ヴォーリズ関連書籍の販売などが行われていました。
立て続けになりますが、これも行きたいなぁ...