涸沢紅葉散策(2) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録



徳沢から写真を撮ったりしながらのんびり歩いて4時間で涸沢ヒュッテに到着。

テラスからの望む涸沢岳、北穂高岳。




そして、涸沢から遠くに常念山脈。

曇りがちでしたが、ところどころ青空も見え、いい眺めです。

ただ、ここに来る前に涸沢ヒュッテのHPで先週の写真を見ていたのですが、それと比べるとかなり色合いが違います。

1週間でかなり紅葉が進んだようです。

もし、翌週の三連休に来ていたなら、このあたりの紅葉はほぼ終わっていたでしょうね。

ギリギリ間に合った感じでラッキーでした。




さっと、景色を眺めた後は、早めの昼食。

あいにく、眺めのいい側のテラスは満席だったので、そうでもないほうのテラスで、紅葉や周りの山々を眺めながら、涸沢ヒュッテ名物のおでんとカレーをいただきました。

このおでんが、関西人好みの薄味で、すごくうまい!

カレーも、じっくりと煮込まれていて肉のうまみがよく出ていてうまい!

この絶好のロケーションと腹減り具合という加点要素もあるでしょうが、それを差し引いてもうまいです。

価格もカレー1000円、おでん6品700円と良心的。

こんなところで、こんなうまいもんが食べれて、ありがたいことです。




昼食をいただいた後は、少し上にある涸沢小屋を見物に。




こちらは涸沢ヒュッテに比べると紅葉の眺めは見劣りしますが、前穂高岳や涸沢カールがよく見えます。

人も少なく、落ち着いて景色を楽しむことができるのもいいですね。




涸沢小屋から見た涸沢ヒュッテとテント場。

すでにたくさんのテントが張られていますが、この日は土曜日。

これからもっと増えていくのでしょう。

ここにテントを張って泊まるのも、星空やモルゲンロートを楽しめてよいのでしょうね。

ただ、この日に限っては、翌日が雨予報でさらに台風も接近してくるということでしたが...




涸沢からの帰りは、パノラマコースという眺望のいいコースを通ることも考えたのですが、破線ルートでもあり、やや不安があったので、行きと同じコースを下りました。




ただ、特にゆっくり下ったというわけでもないのですが、行きよりも上り下りとも人が多く、スムースに歩けなかったため、徳沢まで4時間弱も掛かってしまいました。

上高地まで戻ってバスに乗る予定の場合は、かなり時間に余裕を持たせて下りないと厳しそうです。




徳沢園のキャンプ場に戻って夕食の準備などしていると、ほどなく夕暮れ。

ふと見上げると、きれいな夕焼け雲が見えました。

しかし、そのあと出てきた月を見ると朧月。

予報どおり、天候が崩れる予感。




ということで、翌朝は早めに起き、手早く朝食を済ませて、テントを撤収。

幸い、撤収完了まで雨には降られませんでしたが、上高地に向けて歩き始めてほどなく雨が降り出しました。

しかし、こんな天候にもかかわらず、台風が接近しているにもかかわらず、これから山に登ろうという人がどんどん上がってきます。

日程の都合等、致し方ない事情もあるのかもしれませんが、大丈夫なんでしょうかねぇ。


まぁ、それはともかく、少々雨に濡れながらも9時前に無事に上高地に到着。

この天候ですから早めに引き上げようという人が多いのか、朝早い時間にもかかわらず、帰りのバスはほぼ満席でした。



今回、思い切って、初めての徳沢テント泊、そしてそこからの涸沢行きにチャレンジしてみたのですが、前後2泊にしたこともあってか、意外と楽にこなせました。

山登りはいつも日帰りばかりだったのですが、少し幅が広がりそうです。


それよりもなによりも、前線と台風の通過の間隙を突いて、絶好の紅葉日和に憧れの涸沢に行けたことに大満足です。

今度は夏にも行ってみたいです。