永遠の0 | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録


永遠の0 (講談社文庫)/講談社
¥920
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本屋大賞第1位となって話題の「海賊とよばれた男」の著者、百田尚樹さんのデビュー作。

こちらもよく売れている本ですが、そういう話題性よりもむしろ、「探偵!ナイトスクープ」の構成作家であるというところに食いついて、買ってしまった次第です。


「0」とは零戦のゼロのこと。

終戦から60年後、ある兄弟が特攻で戦死した祖父の足跡を追う物語です。

ある人は「天才」と称え、ある人は「臆病者」と罵る、ある人は怒り、ある人は感謝する...

かつての戦友たちの見せる様々な反応に戸惑いながらも、断片をつなぎ合わせながら少しずつ明らかになっていく祖父の姿。

そして、すべてが明かされたのちに訪れる感動のラスト!

零戦の戦闘シーンなどの描写が緻密で緊迫感や迫力もあり、真珠湾から終戦までの流れも大局的にしっかり抑えられており、戦うとは、生きるとは何かという問いもあり、そして、家族愛や友情物語もあり。

戦争ものの好きな人、戦争を学びたい人、感動物語の好きな人、様々な人が夢中になれる要素が詰まっていて、一気に読めてしまいます。