
京都国立博物館に行った後、そういえば、この界隈はいつも素通りするばかりだなと思い、少し散策。
まずは七条通をはさんで南側にある三十三間堂 。

千手観音坐像(国宝)を中心にその左右に500体ずつ、合計1000体が居並ぶ千手観音立像(重文)と、雷神像・風神像・二十八部衆像(国宝)は圧巻ですね。

現存する三十三間堂は鎌倉時代に再建されたものですが、再建当時は朱塗りだったそうです。
今は外塀が朱塗りなんですが、こういう色合いだったんでしょうかね?

続いては、京都国立博物館の北隣に位置する豊国神社。
豊臣秀吉を祀る神社です。
この秀吉が好みそうな豪奢な唐門(国宝)は元々伏見城の城門であったという説が有力なようです。

秀吉ゆかりの神社だけあって、境内のいたるところに豊臣家の家紋「五七桐」が描かれていますが、絵馬が秀吉の馬印「千成瓢箪」を模っているのがちょっとかわいらしいですね。

豊国神社のすぐ北隣には方広寺があります。
こちらは秀吉が建立した寺で、秀吉の時代から数度にわたって大仏が建立されたそうですが、今はその跡地を残すのみです。
豊臣氏ゆかりのものとしては、豊臣氏滅亡のきっかけになったとされる梵鐘が残っています。

わかりやすいように、問題になった「国家安康」、「君臣豊楽」の文字の位置が白枠で囲ってあります。
50mmで撮った写真を無理やり拡大したのでちょっと読みづらいですね^^;