金融大崩壊―「アメリカ金融帝国」の終焉 (生活人新書)/水野 和夫- ¥735
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少し前に話題となった「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか 」の著者が今回の金融危機について書いた本です。
金融危機に関する本は多数出ていますが、まだ回顧するには早いだろうとあえて避けてきたこともあり、はじめて読む一冊です。
この本では、今回の金融危機がどうして起こったのかを、非常に簡潔にまとめていますが、16世紀に始まり現在まで続く資本主義社会の変遷の中でどのような意味を持つのかという歴史的な視点で捉えようとしているところが興味深いところです。
このような経済史的アプローチは、「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか」でも試みられていますが、素人にはちょっとしきいが高く、私も序盤で早々と読むのを挫折してしまいました。
しかし、「100年に1度の危機」と言うならば、こういった歴史的な視点で世界経済を見つめることは重要なことかもしれません。
もう一度、読んでみよう...かな^^;