朝寝坊したので、やや近場、近江路を巡ってきました。
まず、最初に訪れたのは中山道の宿場町、醒ヶ井。
新快速で米原まで行き、名古屋方面行の列車に乗り換えて1駅。
駅から5分ほど歩くと醒ヶ井宿の中心地です。

醒ヶ井の町中、中山道沿いを流れる地蔵川には梅花藻が群生しており、

夏には梅の花に似た小さな白い花を咲かせます。

ピンク色の花もあります...
ではなくて...このピンクの花びらは百日紅の花びらです。

8月になると川を覆うように咲く百日紅の花びらが落ちて梅花藻に引っ掛かり、川面が緑と白とピンクで彩られるというわけです。
梅花藻は水温14℃前後の清流にしか育たないらしく、全国でも生息している場所は限られているそうです。

そんな梅花藻が醒ヶ井の地蔵川に群生しているのは、すぐそばにある「居醒の清水」という湧水を水源としているからなんですね。
この「居醒の清水」には、伊吹山で大蛇の毒を受けたヤマトタケルが毒を醒ましたという言い伝えがあるそうですが、解毒効果があるかどうかはともかく、冷たくてまろやかな湧水は、この暑い時期には、最高の癒しです。
梅花藻と湧水。
醒ヶ井宿は夏にオススメの駅近癒しスポットですね。

醒ヶ井駅から地蔵川へと向かう道すがら、ヴォーリズ設計の旧醒ヶ井郵便局を発見。
今は醒ヶ井宿資料館として再利用されているようです。
(2)へつづく...