先日、北海道に行く機内・車中のお供に何か軽く読める本はないかと思い、手に取ったのが養老さんの「ちょ~ばか 」。
(勝手に略してすみません^^;)
文字通り、「バカの壁 」、「死の壁 」(未読)に続く”壁”シリーズの続編ですが、前二作とは異なり日本社会の抱える様々な問題に養老さん的発想で解き明かしていく問答集のような構成になっています。
故に、構えて読むような小難しい文章ではなく、「私はこのように考えてみましたが、みなさんはいかがですか?」というようなやさしく軽やかな文章となっており、非常に読み易いです。
しかし、養老さんの発想っていいっすねぇ。
結構好きです^^
「やっぱりそうですよねぇ。」と共感したり、「なるほど、そういう見方もありますか。」と気づかされたり...
あくまでも養老さんの知識と経験から導き出された考えであって、正しいとか間違っているとか言う次元の話ではないのですが、とかく一元論に陥りがちで、そのために凝り固まった窮屈な生き方をしている我々現代人に、物事の考え方のヒントを与えてくれる、そしてなんだか力が抜けて楽になる一冊です。