Life After OMA -24ページ目

ニューヨークでの週末の過ごし方。

先週末、典型的な場所で典型的なニューヨークの週末を過ごしてきました。

その場はセントラルパーク

夏の週末はかならず何度かお世話になった事か。

ニューヨーカーは週末をセントラルパークで過ごすのが大好きです。

近場に海もあるのですが、地下鉄で大体1時間半。それなら、もっと近場のセントラルパークで過ごそうという感じでしょう。あれだけの大自然が都会のど真ん中にあれば、ついつい都会の雑踏や騒音から逃げたくなるものです。

夏のセントラルパークはまさにビーチですアップ

芝生の上で、皆上半身裸になったり、水着になったりして日光浴をしたり、本を読んだり自由奔放です。


僕も芝生の上でごろごろ日焼けしながら読書。


ニューヨーカーにとってまさに都会のオアシス的な存在のセントラルパークですが、アメリカで建築を勉強したら、必ず歴史授業で出てくるのもセントラルパーク。

そこで、セントラルパーク豆知識
セントラルパークは南は59丁目から北は110丁目。東は5番街から西は8番街までの東西南北。0.8キロX4.1キロの巨大な人口公園です。セントラルパークは、1857年に設計競技を実施した結果、作家のFrederick Law Olmstedと英国の建築家Calvert Vauxの「緑の芝生計画」案が選ばれたのがはじまりです。アメリカで景観を考慮してデザインされた最初の公園だと言われてます。公園をデザインするにあたって、Frederick Law OlmstedとCalvert Vauxは遊歩道と道路の分離を上下に交差させて分離するという手法をとります。今では当たり前ですが、当時としてかなり画期的な方法なのです。


こんな感じ


セントラルパーク上空から。


セントラルパークは自然だけでなく、ボートを漕いだり出来る池や、美術館、動物園、レストラン、カフェ、夏にはニューヨーク交響曲団がただで野外コンサートただでしたり、オペラ鑑賞も出来ます。

まさに都会のオアシス。



Manhood 到達、そして始まりへ•••


今日31歳を迎えました

僕の同僚によると、31はManhood(真の男)への到達点らしいです(笑)

確かに31という年は30歳に比べて何か違う気がします。30歳は、とうとう大人になったという漠然な感じでしたが、31はこれからの人生を見据えて何かを始めなければと考える年ではないでしょうか?人生も折り返し地点を越したわけですし。

大学を卒業して5年で独立と心に決めて、学校を卒業して早や3年が経とうとしてます。

2年後に独立して、いきなりプロジェクトがあるわけではないですし。そろそろ、その独立に向けて準備を始めなければ。やることは色々あります。色々と人脈を築いたり、コンペをしたり、起業の手続きをしたり、ウェブを作ったり等々。

けど、何を始めるのでも名前は大切です。

で、いくつか独立した時に使いたい名前を考えてみました。

PAD(パッド): Progressive Architecture and Design
常に進歩、前進したいという意味のプログレッシブという文字を使ってみました。
パッドにはクッションっていう意味もあるので、人と人の架け橋的な役割というも意味も含んでいます。あと俗語で家や部屋という意味があるのも気に行ってます。

Re[a]spect (リスペクト)
観点というaspect(アスペクト)を、再という意味のReをつけてリスペクト。
今日、物や考えが飽和状態になり、一つ一つの物事の価値が薄くなってきている。
そういう物事を再認識して、あらたな観点から見る事によって新しい物が創造できるんじゃないかという意味で考えてみました。

FOD: Freedom of Design
勢いがありそうな感じです。

GDS: Good Design Studio
単にいい物が作りたい、素直な気持ちです。

Anonymous(アノニマス)
結局デザインってデザイナーやブランドという名前がついてくるから、価値がある物になってしまう。
その名前を隠して(匿名=アノニマス)、デザインの力だけで勝負をしていきたいとう願いがあります。

Bluefoam Studio(ブルーフォーム スタジオ)
やっぱり、ブルーフォアームはこの事務所で働いてる以上、切っても切りはなせない存在。
少しジョークを混ぜてみました。けど、キュートな感じで気に入ってます。


どの名前にも共通しているのですが、建築という限られた分野だけに自分を閉じ込めてしまうのでなく、デザイン全般に関わる事によって自分の可能性を探求出来ると信じています。そして、他の分野で学んだ事が建築というフィールドに必ず寄与するはずです。

さて、どれがいいでしょうか?意見ください。

ボックス(箱)の可能性 平面

先週ずっと忙しかったもので、更新が遅れてしまいました。

さてさて、前回の続きですが。ボックス(箱)を組み合わせる事によって無限の可能性が広がると書きました。
今回は、どんなボックスの組み合わせがあるかをざーっと見ていきたいと思います。

ここでは、話を簡潔にする為に正方形だけ使ってみたいと思います。

もっとも基本的というか、率直なのがボックスを一列に並べる状態。


plan
1列だけじゃなくて何列にも重ねて、
一つのボックスを部屋と見なすと
欧米の伝統的な美術館の配列と見る事も出来ます。


この基本形から色々な物が派生します。

シフト
これは西沢さんのHouse Aで見られる方法です。これを立面でみるとニューヨークのNew Museumになりますよね。


オーバーラップ(重なり
重なる事により部屋数が増えたり、コートヤード(中庭)的な空間が派生する可能性も。



数を増やして、L字
どんな形にでもなりますよね。


もっと数を増やしてリング



今度は分散
これも西沢さんの森山邸を連想させます。


森山邸


上で述べた組み合わせに、ボックスの角度を変えてみると、こうなります。


こうなってくると藤本壮介ですよね(笑)


簡単にボックスの組み合わせのタイポロジーを載せてみただけで、これだけ出てくるのですから、組み合わせ一つ変えるだけで何百っていうパターンが出来そうですよね。もちろん、ダイアグラムが示してるのは2次元だけですから、3次元も含めると目な感じでしょうか?
他にも正方形だけでなく、長方形も混ぜると表情もがらっと変わるはずです。ここではボックスの大きさを統一しましたが、ヒエラルキーを使うのも一つの方法論でしょう。

流石に全部は試してみたいとは思わないですけどあせる

他にも色々と興味深い組み合わせがあると思います。
皆さんも、こんな面白い組み合わせがあるよとコメントに残して下さい。

ボックス(箱)の可能性

日々建築という仕事に携わっていて、逃げる事の出来ないのがボックス(箱です。

昔からある一般的な建築はのタイポロジーは家型でした。家型とは簡単に解釈すると、屋根が斜めにかかってる建物と捉えていいでしょう。雨を受け流すといった意味で最も理にかなった形だと思います。今でも世界中の町や村で見られる風景の一部です。モダニズムの時代に抽象的な物に美を見出すムーブメント(流れ)や、ボックスの構造的そして経済的合理性に多くの建築家が魅了され、ボックス型が人気を博すようになりました。当時の工業革命(鉄鋼の発明)とも巧く重なったのも重要な点だと思います。


モダニズムやポストモダンの時代が終わった現在、ボックスの勢いは衰えるどころか逆に勢いが増す感すらあります。今でも多くの建築家がボックス型を多用しています。(最近はプラダ青山店や北京オリンピックのメインスタジアム"鳥の巣”をデザインしたヘルツォーク&ド・ムーロンのCasa Rudin以降、家型が少しづつ息吹を吹き返してる傾向があると思いますが。)

Casa Rudin
Casa Rudin by Herzog & De Meuron


ボックスと言っても二通りの見方があると思います。一つは外側から建物を見て、建物自体をボックスと捉える見方。もう一つは建物を構成してる一つ一つの部屋をボックスと見る方法です。

どの分野、どの時代にも共通する事ですが、今迄の歴史を踏まえて新しい事を試みようとするものです。現代建築も今まで通りの単なる箱を作るのでなく、これらの単純な箱を色々な方法で組み合わせて新しいタイポロジーを創造し日々進歩しようとしています。組み合わせ一つによって、無限大の可能性が広がります。

現代建築家で、ボックスの使い方が巧いと思うのはOMA、SANAA、藤本壮介等が代表的じゃないでしょうか?他意はあると思いますが、ぱっと頭に思いついた感じで。

次回のブログでどんなボックスの組み合わせがあるのか可能性を探ってみたいと思います。

皆さんも何かいいアイディアがあったら、遠慮なくコメントを残してくださいね。

Relax Interiors for Human Wellness

という本を購入しました。

本

今、スパやジムのデザインに関わっていて、何か参考になる本がないかと頭の片隅に入れながらニューヨークにある紀伊国屋に行ったら、この本に出会いました。建築やインテリア関係の方にお勧めです。

こういう本にありがちなのは、とりあえず内装の写真だけを載せておくというもの。あと誰がデザインしたか分からない物件が多かったりします。

けど、この本。編集がかの有名なカリム•ラシッド。有名なインテリア/工業デザイナーです。僕がニューヨークに来て一番最初に働いた事務所Asymptoteを主催してるハニ•ラシッドの兄弟です。刊行してるのがFrameというインテリア雑誌。Markというオランダの建築雑誌の姉妹誌で、うちの事務所でも有名な雑誌です。何人かの同僚も定期購読してます。日本の建築雑誌と違い、かなりお洒落なしあがりになってます。家のコーヒーテーブルの上に一冊でもあればスタイリッシュな感じになるのは間違いなし。

話がそれましたが、この本の何がいいかというと、インテリア雑誌が刊行しただけあって、載ってる物件が有名な建築家や飛ぶ鳥も落とす勢いの若手建築家によるスパやサロン。上でも述べましたが、この手の本はとりあず内装の写真だけ載せておけばいい感があるのですが、この本は平面図が載っているんですよ目建築をやってる以上、プログラムや部屋や家具の配置位置って気になりますよね。しかも名の知れた建築家やインテリアデザイナーが建てた物なら、目から鱗状態。

誰が取り上げられてるかと言うと、
Steven Holl、 Mario BottaやKarim Rashid等の世界の巨匠達。
日本からは今若手注目度ナンバーワンの中村宏志Nendo

今日は久しぶりに衝動買いした本があったので、紹介してみました。
購入希望の方はここからどうぞ。アメリカのアマゾンになりますけど。