前田紀貞建築塾 第5期 13回目!!
2月26日、第5期 13回目の授業です。
段々と春らしい陽気になってきました。
春は、出会いと別れの季節です。
ここ、前田紀貞アトリエでも例外ではありません
とりわけ、近年は、前田紀貞建築塾が開講したこともあり、多くの出会いと別れがありました
今春もまた、多くの若者が、前田スピリッツを胸に巣立っていきます。
そして、入れ替わるように、多くの志しあるものが建築塾の門を叩くのでしょう
早いもので、建築塾も開講してから2年半の月日が経ち、5期目を迎えました
卒業生も総勢50名に及んでいるのですね
歴史と伝統といっては大げさかもしれませんが、それでも尚、感じられずにはいられない今日この頃です
皆さん、初めまして
ご挨拶が遅れましたが、前田紀貞建築塾、第5期後半戦は、私、黒瀬直也が担当させて頂きますので、どうぞ、よろしくお願い致します
先ほど、歴史と伝統と言いましたが、それも、私が建築塾の記念すべき第1期生であることがそう感じさせるのではないか、と思います。
第1期の頃と変わらず、質実剛健な前田塾長のその教えは、決して揺るぐことのないものではありますが、一方で、建築塾は日々進化しているのも確かなのです
今回は、そんな建築塾の進化の一部分をご紹介したいと思います
ここで皆さん、「エスキス」と聞いてどのような光景が思い浮かびますか
それは、先生と生徒が一対一で向き合い模型と「にらめっこ」、他の生徒は黙って聞いている、多くはそんな光景ではないでしょうか
たまに、順番待ちの生徒がスケッチブックと「にらめっこ」していたり。
私が塾生だった頃も、それと似たり寄ったりの「エスキス」でした。
しかし、ここ数週間でその似たり寄ったりの「エスキス」がガラリと変わりました
建築塾の「エスキス」では、誰もがその場で意見を言えるのです
先生も生徒も関係ありません。
皆、同じ土俵に上がり、互いに真剣勝負ができるのです
ですから、とても緊張感があります
塾生は、他の作品を食い入るように見つめ、ズバズバ意見をぶつけ合います
前田塾長はよく言います。
「建築を始める前に、人に興味を持つことから始めよう」
と。
この前田塾長の思想を実践したのが、進化した建築塾のエスキスなのです!!!!
それが、他の作品を横目に自分のスケッチブックに没頭、では寂しくありませんか?
何より、「人」に興味が持てない者が、「人」を包み込むための建築をつくれるはずもありません。
これは、建築に対する根本的な思想、姿勢といった側面ですが、同時に、この真剣勝負の「エスキス」には、実践的な部分も兼ね備えています
例えば、本番のプレゼンテーション。
当然、プレゼンテーターは、どんな質問にもしっかりと答えられるように、想定質問なるものを用意致します。
想定外の質問に対し、戸惑っているようでは、相手は口説けませんよね
誰もが意見をぶつけ合える建築塾の「エスキス」は、言い換えれば発表の場、ちょっとしたプレゼンテーションとも言えます。
(模型や図面がビシッと整然に置かれていないと、指摘されもします)
当然、想定質問なるものを用意しなければ、たちまち打ち負かされてしまいます
ですから、スタディ中も常に指摘する側の視線を持ち、自分自身に問いかける、ということを繰り返さなければなりません
そして、このことが作品の質の底上げに繋がるのです
また、意見する側も、机の上に出てきたものを、パッと見極め、的確な意見がいえるような、ものを見る目が自然と養われます
こうして、建築塾の塾生は、建築をつくるための思想と技術とを身に付けていくのです
今回、ご紹介したのは進化した建築塾のほんの一部分です。
今後、随時ご紹介致しますのでお楽しみに
余談ですが、今回の宴は卒業生が集まってくれました
そして、前田紀貞アトリエが主宰する「BAR典座」のお客さんも入り乱れの大所帯。
BAR典座 の詳細はこちら
http://www5a.biglobe.ne.jp/~norisada/TENZO/00TENZO_toppage.html
それでは、また来週、お会いしましょう
前田紀貞アトリエ 黒瀬直也
段々と春らしい陽気になってきました。
春は、出会いと別れの季節です。
ここ、前田紀貞アトリエでも例外ではありません
とりわけ、近年は、前田紀貞建築塾が開講したこともあり、多くの出会いと別れがありました
今春もまた、多くの若者が、前田スピリッツを胸に巣立っていきます。
そして、入れ替わるように、多くの志しあるものが建築塾の門を叩くのでしょう
早いもので、建築塾も開講してから2年半の月日が経ち、5期目を迎えました
卒業生も総勢50名に及んでいるのですね
歴史と伝統といっては大げさかもしれませんが、それでも尚、感じられずにはいられない今日この頃です
皆さん、初めまして
ご挨拶が遅れましたが、前田紀貞建築塾、第5期後半戦は、私、黒瀬直也が担当させて頂きますので、どうぞ、よろしくお願い致します
先ほど、歴史と伝統と言いましたが、それも、私が建築塾の記念すべき第1期生であることがそう感じさせるのではないか、と思います。
第1期の頃と変わらず、質実剛健な前田塾長のその教えは、決して揺るぐことのないものではありますが、一方で、建築塾は日々進化しているのも確かなのです
今回は、そんな建築塾の進化の一部分をご紹介したいと思います
ここで皆さん、「エスキス」と聞いてどのような光景が思い浮かびますか
それは、先生と生徒が一対一で向き合い模型と「にらめっこ」、他の生徒は黙って聞いている、多くはそんな光景ではないでしょうか
たまに、順番待ちの生徒がスケッチブックと「にらめっこ」していたり。
私が塾生だった頃も、それと似たり寄ったりの「エスキス」でした。
しかし、ここ数週間でその似たり寄ったりの「エスキス」がガラリと変わりました
建築塾の「エスキス」では、誰もがその場で意見を言えるのです
先生も生徒も関係ありません。
皆、同じ土俵に上がり、互いに真剣勝負ができるのです
ですから、とても緊張感があります
塾生は、他の作品を食い入るように見つめ、ズバズバ意見をぶつけ合います
前田塾長はよく言います。
「建築を始める前に、人に興味を持つことから始めよう」
と。
この前田塾長の思想を実践したのが、進化した建築塾のエスキスなのです!!!!
それが、他の作品を横目に自分のスケッチブックに没頭、では寂しくありませんか?
何より、「人」に興味が持てない者が、「人」を包み込むための建築をつくれるはずもありません。
これは、建築に対する根本的な思想、姿勢といった側面ですが、同時に、この真剣勝負の「エスキス」には、実践的な部分も兼ね備えています
例えば、本番のプレゼンテーション。
当然、プレゼンテーターは、どんな質問にもしっかりと答えられるように、想定質問なるものを用意致します。
想定外の質問に対し、戸惑っているようでは、相手は口説けませんよね
誰もが意見をぶつけ合える建築塾の「エスキス」は、言い換えれば発表の場、ちょっとしたプレゼンテーションとも言えます。
(模型や図面がビシッと整然に置かれていないと、指摘されもします)
当然、想定質問なるものを用意しなければ、たちまち打ち負かされてしまいます
ですから、スタディ中も常に指摘する側の視線を持ち、自分自身に問いかける、ということを繰り返さなければなりません
そして、このことが作品の質の底上げに繋がるのです
また、意見する側も、机の上に出てきたものを、パッと見極め、的確な意見がいえるような、ものを見る目が自然と養われます
こうして、建築塾の塾生は、建築をつくるための思想と技術とを身に付けていくのです
今回、ご紹介したのは進化した建築塾のほんの一部分です。
今後、随時ご紹介致しますのでお楽しみに
余談ですが、今回の宴は卒業生が集まってくれました
そして、前田紀貞アトリエが主宰する「BAR典座」のお客さんも入り乱れの大所帯。
BAR典座 の詳細はこちら
http://www5a.biglobe.ne.jp/~norisada/TENZO/00TENZO_toppage.html
それでは、また来週、お会いしましょう
前田紀貞アトリエ 黒瀬直也