前田紀貞建築塾 第5期 6回目!!
12月18日、第5期 6回目の授業です
この日は、塾長が鳥取での講演で不在
だったため、それに合わせて、塾長がいなくても可能な「アプリケーション講習」
となりました
さて、建築塾には、「設計演習コース」「アルゴリズムコース」「卒業設計コース」と3つのコースがありますが、各々のコースに対して、「アプリケーション講習」なるものがあります。
PCの色々なアプリケーションを使えるようになる為の講習です
今回は「ベクターワークス」「フォトショップ」の講習です。
予定としては、次に3次元ソフト:「Maya」の講習も控えています

当然ながら、今回の「ベクターワークス」は図面の作成、「フォトショップ」は書類やパネルなどの体裁用です。
3つのコースの学生たちが、アトリエの数人のスタッフに担当分けされて、午後全部の時間を使って、おおよその使い方とテクニックを学びます。
下の写真は、その様子です。
スタッフが、目の前
で実演しながら指導してきますので、分かり易いかと思います
何より、楽しそうですね~

アプリケーションは、人それぞれで習熟度が違います
全く操作を知らぬ者もいれば、多少扱ったことがある者もいます。
講習は、「全く知らない人グループ」と「少し知っている人グループ」というように、その人のレベルに合わせて行われました
「少し知っている人グループ」には、例えば、人の配置のテクニック、絵の中でのハイライトの入れ方、遠近感を感じられるようなテクニック、その他沢山のメソッドに関してのレクチャーが成されました。
また、ラフに撮影したスタディー模型の写真
を
「提出作品用のCG」
に仕立て上げるような秘伝
までもが伝授されました
下の写真の様に、自分のノートパソコンを持ってきて、
実際にアプリケーションを触りながら指導を受けたりする塾生もいます
こうした、講習会を開くのにも理由がございます。
建築学科の学生たちに思うことは、彼等は実にプレゼンテーションが不得意であるということです。
僕たちが自分で設計し計画したものの魅力を、相手に伝えるにはプレゼンテーションに頼るしかありません
その手段として、言葉があり、CGがあり、模型があり、説明用パネルがあります。
でも、学生たちのそれはいつも、自分勝手に作られてしまい「僕が見せたいもの」という視点でしかないように思います
ただ、プレゼンテーションとはそういうものではなくて、「あなたにみてもらうもの」でなければいけないのです
その「あなた」が先生の場合もあれば、建築家の場合もあれば、友達の場合もあれば、両親の場合もあれば、クライアントの場合もあります。
それぞれに、見せる相手、伝える相手によって違った工夫が成されるべきです
前田塾長がよく言う「建築とはエンターテイメントだ」
とはそういう意味です。
勿論、この「エンターテイメント」というのは良い意味でのことです。
自分だけが楽しんだり満足しているのではなくて、誰か他者に向かって、その楽しさや興味深さを共有してもらえること
この視点が無かったら、ただの自己満足の芸術作品と変わりなくなってしまいます
実はアプリケーション講習の一番の基本には、そういう心構えがあるのです
前田紀貞アトリエ 尾茂田太

この日は、塾長が鳥取での講演で不在



さて、建築塾には、「設計演習コース」「アルゴリズムコース」「卒業設計コース」と3つのコースがありますが、各々のコースに対して、「アプリケーション講習」なるものがあります。
PCの色々なアプリケーションを使えるようになる為の講習です

今回は「ベクターワークス」「フォトショップ」の講習です。
予定としては、次に3次元ソフト:「Maya」の講習も控えています


当然ながら、今回の「ベクターワークス」は図面の作成、「フォトショップ」は書類やパネルなどの体裁用です。
3つのコースの学生たちが、アトリエの数人のスタッフに担当分けされて、午後全部の時間を使って、おおよその使い方とテクニックを学びます。
下の写真は、その様子です。
スタッフが、目の前


何より、楽しそうですね~


アプリケーションは、人それぞれで習熟度が違います

全く操作を知らぬ者もいれば、多少扱ったことがある者もいます。
講習は、「全く知らない人グループ」と「少し知っている人グループ」というように、その人のレベルに合わせて行われました

「少し知っている人グループ」には、例えば、人の配置のテクニック、絵の中でのハイライトの入れ方、遠近感を感じられるようなテクニック、その他沢山のメソッドに関してのレクチャーが成されました。
また、ラフに撮影したスタディー模型の写真





下の写真の様に、自分のノートパソコンを持ってきて、
実際にアプリケーションを触りながら指導を受けたりする塾生もいます

こうした、講習会を開くのにも理由がございます。
建築学科の学生たちに思うことは、彼等は実にプレゼンテーションが不得意であるということです。
僕たちが自分で設計し計画したものの魅力を、相手に伝えるにはプレゼンテーションに頼るしかありません

その手段として、言葉があり、CGがあり、模型があり、説明用パネルがあります。
でも、学生たちのそれはいつも、自分勝手に作られてしまい「僕が見せたいもの」という視点でしかないように思います

ただ、プレゼンテーションとはそういうものではなくて、「あなたにみてもらうもの」でなければいけないのです

その「あなた」が先生の場合もあれば、建築家の場合もあれば、友達の場合もあれば、両親の場合もあれば、クライアントの場合もあります。
それぞれに、見せる相手、伝える相手によって違った工夫が成されるべきです

前田塾長がよく言う「建築とはエンターテイメントだ」

勿論、この「エンターテイメント」というのは良い意味でのことです。
自分だけが楽しんだり満足しているのではなくて、誰か他者に向かって、その楽しさや興味深さを共有してもらえること

この視点が無かったら、ただの自己満足の芸術作品と変わりなくなってしまいます

実はアプリケーション講習の一番の基本には、そういう心構えがあるのです

前田紀貞アトリエ 尾茂田太