建築家との家創りって? -6ページ目

家でピアノを愉しむには?②

昨日は、一家に一台あったであろう
ピアノについてでしたよね。

リビングの一角を占めていたピアノ。
使わなくなっても飾りとして残っている。
ご実家でよく見かけたかもしれません。

最近はピアノとしても、電子ピアノが
多くて、アップライトは少ない感じ。

それでも。
もし、家のピアノを置くなら、
どこがよいのかについてお話しました。

今日はその続きです。

ピアノは調律のことを踏まえて、
リビング等、パブリックな場所がよいことは
お伝えしましたよね。

そこで。
もし、LDKが、2階にあるとしたら。。

ピアノ置くなら、そりゃあリビングでしょう。
って、気軽に決めるのは、オススメではありません。

ピアノって。。
皆さんが想像している以上に重たいんですよね。

しかも、割と集中した場所にその重さが
加わるわけですから。

その重さって、建物に影響しないって思いますか?

実は。
詳細な構造計算を行う場合、ピアノがあると、
その分の重さを追加して、検討を行います。

構造のお話の時に、お伝えしたことなんですけど、
木造2階建ての家って、構造計算が義務ではありません。

なので。
そういうイレギュラーな重さは想定すらしていません。

さらに計算といっても、詳細ではく簡易計算であれば、
計算していないのと同じことなんですよ。


想定されていない重さを部分的にかけるって。
あまり気持ちのいいことではありません。

なので。
詳細な構造計算をしていなくて、2階にLDKがある場合は、
ピアノの置く場所を、1階にできないか?も同時に検討する方が
よいかなとは思います。

1階の床でしたら、床下に補強をすればよいですから。

2階ともなると、簡単に補強ということにならないケースも。

もし、そうであれば、その家を設計した方に確認する
ということが必要かなと思います。

ピアノを置くって。
簡単そうですが、場合によっては、しっかり確認が必要です。

もし該当するようであれば、安心のため、確認くださいね。


明日のお話も、よく話題になることです。
 

家でピアノを愉しむには?①

昨日まで、「センス」について
私の個人的な見解をお話しました。

誰でも独自の「センス」はもっていて、
それを表現する手段がないだけなんだと。

丁寧に引き出して表現してくれるプロが
いると、スムーズですよ。
そんなお話でした。

今日からは、全然、別のお話。
そのテーマは、「ピアノ」です。

とはいえ、ピアノ自体のお話じゃないですよ。
私は、音楽関係ではないですから(笑)

その辺は別で検索していただくとして、
家にピアノを置くとなったら。
そんなお話になります。

さて。突然ですが。
皆さんのご実家には、ピアノって
ありましたか??

もちろん。
ご自身かご兄弟でピアノを習っていたら
きっとあるでしょうね。

でも。
最近、新築される時と、私が子供の頃と
比べると、ピアノを置くことって、
かなり少なくなったと感じます。

私が子供の頃って、ピアノを習っていた人
自体が多かったのか、時代の流行りなのか
わかりませんが。。

リビングの一角に、アップライトピアノがある
ってよく見かける光景でした。

子供が使わなくなったとしても、
部屋の装飾の一つみたいな感じでしょうか。

実際、カバーがかぶっていて、椅子に座れない
つまり、ピアノが弾けなくなってる。
なんて、そんな家もよく見かけます。
(打ち合わせでおじゃましてる範囲ですが)

ピアノの上が物置になっていたり。。。

なので。
リフォームやリノベーションをされる方だと、
それを機会に、売却することも多いです。

お子様がピアノを習っているとしても
練習は電子ピアノでって割り切っている方も。

電子ピアノでしたら、移動もしやすいですし、
重さもないですから。

一家に一台ピアノなんて時代から
変わってきているんしょうね。

そんな中でも、ピアノを置きたい方っています。
そういう方にヒアリングさせていただくと。。

ピアノを習っているお子様の部屋に置きたい。
っておっしゃる方がいます。

リビングに置くと、その分、部屋が狭くなる
という理由です。

でも。
やはり、個室ではなくて、LD等、パブリックな
場所がよいでしょう。

理由はお分かりですよね?

そう。
調律が必要なので、そのたびにプライベートルームへ
案内するのも、嫌でしょうから。

もしリビングを圧迫したくないなら、
ピアノが出っ張らないとか、プランで調整すると
いいかもしれませんね。

置き場所って大事ですよ。

でも、それだけじゃないんです。
明日へ続きます。

センスがあるとかないとか。②

昨日は、家づくりを考えてるご主人から
お聞きしたことについてお話してます。

テーマは。
センスがあるのかないのか。
そんなフワッとした(笑)内容です。

「私センスがないんです」
って、おっしゃる方って結構います。

謙遜してるという感じでもないんですよね。

そんな方にどんなお答えをしているのか。
その続きになります。

「たくさんの人」がカッコいいっていう
流行なデザインに近づけることが、センスいい
っていわれる場合があります。

もし、そうだとすると、全体としては
似たような家ばかりで、ちょっとした違いだけ。
なんてことになりがち。

もちろん、それでもいいんですよ。

でも。
もっと、自由であっていいのかなって思います。

おそらくなんですけど。
誰しも、自分の好きってありますよね。

身の回りの細かなモノには、その好きが反映されてるのに
いざ、家となると、失敗しないよう無難な感じということで、
より多くの方が採用しているデザインにしてしまう。
そんな方って多いのかもしれません。

もっと、自分の好き!を家づくりに反映できたら、
自分だけの家になるんじゃないでしょうか。

でも。
その好き!をどう家づくりに反映していいのかわからない。
なんて思っているのかなと。

いきなり自分からこれで!って言えるんでしたら、
自分でデザインできるはずですから。

そこで、オススメなのは。
誰かが素敵というデザインだけではなくて、
幅広く、いろんなデザインを見ていくこと。

知識が増えていくと、自分の好きとか好きじゃないが
ハッキリと、クリアになっていきますよ。

ご自身で深めていくのもいいのですが、
フラットな視点から、あなたの好みを引き出してくれる
プロがいると、より早く、自分らしさに行き着けます。

誰もが、自分の「好き」はあるはずです。
その「好き」という感覚が、センスなんだと思います。

万人が「好き」と言いそうなことに、自分の「好き」を
沿わせることではないと思っています。

その「好き」という感覚を共有させていただけたら、
建物というカタチへの表現は、私で御提案できますから。

まとめると。
誰でも、「センスはある」んです。

せっかくの家づくりですので。
自分の「好き」という感覚=センスを信じて、
それを理解して形にしてくれる設計士と一緒に
実現していけたらいいと思います。

もっと、自由に、自分らしく。

そんな家づくりをサポートしています。