家でピアノを愉しむには?② | 建築家との家創りって?

家でピアノを愉しむには?②

昨日は、一家に一台あったであろう
ピアノについてでしたよね。

リビングの一角を占めていたピアノ。
使わなくなっても飾りとして残っている。
ご実家でよく見かけたかもしれません。

最近はピアノとしても、電子ピアノが
多くて、アップライトは少ない感じ。

それでも。
もし、家のピアノを置くなら、
どこがよいのかについてお話しました。

今日はその続きです。

ピアノは調律のことを踏まえて、
リビング等、パブリックな場所がよいことは
お伝えしましたよね。

そこで。
もし、LDKが、2階にあるとしたら。。

ピアノ置くなら、そりゃあリビングでしょう。
って、気軽に決めるのは、オススメではありません。

ピアノって。。
皆さんが想像している以上に重たいんですよね。

しかも、割と集中した場所にその重さが
加わるわけですから。

その重さって、建物に影響しないって思いますか?

実は。
詳細な構造計算を行う場合、ピアノがあると、
その分の重さを追加して、検討を行います。

構造のお話の時に、お伝えしたことなんですけど、
木造2階建ての家って、構造計算が義務ではありません。

なので。
そういうイレギュラーな重さは想定すらしていません。

さらに計算といっても、詳細ではく簡易計算であれば、
計算していないのと同じことなんですよ。


想定されていない重さを部分的にかけるって。
あまり気持ちのいいことではありません。

なので。
詳細な構造計算をしていなくて、2階にLDKがある場合は、
ピアノの置く場所を、1階にできないか?も同時に検討する方が
よいかなとは思います。

1階の床でしたら、床下に補強をすればよいですから。

2階ともなると、簡単に補強ということにならないケースも。

もし、そうであれば、その家を設計した方に確認する
ということが必要かなと思います。

ピアノを置くって。
簡単そうですが、場合によっては、しっかり確認が必要です。

もし該当するようであれば、安心のため、確認くださいね。


明日のお話も、よく話題になることです。