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植物の栄養上の特徴

 緑色高等植物は特徴的な軸の発達した高等な体制をもち、また、葉緑体によって光合成を行う自栄養的な生物である。その体制および形態形成は、多糖類からなる細胞壁によって定められ、固定されている。また、運動性を持たないため、環境要因の影響を受けやすい。しかし、植物はその変化によく対応できる能力を備えている。

 

 植物は有機化合物を栄養として利用することはできるが、自栄養的であるため、自然状態ではふつう有機化合物を摂取しない。植物は根からを吸収し、またに溶けている無機塩類を吸収する。また、葉に達したと、空気中から吸収した炭素ガス(CO2)から太陽エネルギーを利用して炭水化物を合成し、これと根から吸収した無機塩類無機窒素化合物からいろいろな有機物を合成し、植物体の構築や代謝活性の駆動に用いる。また、植物は動物にとって有害な無機のアンモニアを窒素源として利用できる。

 

 植物は動物と異なり、消化、排出の機能をもたない。植物は細胞内に大きな液胞をもちこれを満たしている液胞液には無機塩類、その他の代謝産物が溶けている。また、植物はその構造の上で、若→老の齢の勾配をもち、老化した器官の分解産物を若い器官が吸収し、その構築に利用する。さらに落葉などによって老化器官を廃棄する。これらの特徴が動物の消化、排出に匹敵する生理的な機能である。このほか、植物の要求する無機元素も動物のそれとは異なる。