トミカプレミアムの超時空要塞マクロス ファイターバルキリー | MODELと日々の徒然と

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 登場時から西部警察やらワイルドスピードやら名探偵コナンやルパン三世まで製品化してわたしを驚かせているトミカプレミアムUnlimitedの新作から。


 前にコアファイターやホワイトベースを出した時も驚いたのですが、今回のは超時空要塞マクロスのファイターバルキリー3タイプのトミカ化です。
 かつてわたしの学生時代、日曜日の真昼間の2時から放映され日曜日の遠出の楽しみを奪った悪しき番組(爆笑)だった「超時空要塞マクロス」〈1982 ビッグウェスト MBS)
 「巨人族の攻撃に対抗するためロボットに可変する戦闘機を多数搭載し艦内に街をひとつ丸ごと内蔵した巨大宇宙空母が不慮の事故で飛ばされた太陽系外縁から地球を目指して宇宙航海する」という破天荒な設定とストーリーラインはポストガンダムとして大人気となり、続編が何本も作られるシリーズとなりました。
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 あの当時、繁華街に出掛けると電気屋のテレビの前で街頭テレビよろしく何人もの学生がマクロスを食い入るように眺めていた光景が思い出されます(当時はビデオデッキの普及率はまだ10パーセント程度でした)

 その本作の中でもとりわけ印象深かったのがF14トムキャットに似たフォルムを持ちながら戦闘機・ガウォーク(手足の生えた戦闘機体型)・人型ロボットの3タイプに変形する「バルキリー」の描写でした。
 3段変形という無茶をやりながらそのどれもがフォルムに破綻が無く、画になるデザインで見せていた「バルキリー」の印象は鮮烈で後の続編でもこれを超える主役メカが未だに登場していません。
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 モデルの方は河森正治監修だけあって機体フォルムの流麗さが目を惹きます。ただ、軟質プラを使った関係か主翼が厚ぼったくなっているのは好みの分かれる所でしょう。
 車輪がない代わりに格納庫の床面をイメージした飾り台がついているのが「トミカ」としては異色です。
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  今回モデル化されたのはその中の戦闘機体型で小隊やパイロット毎にカラーリングや装備で微妙な差異を与える事でリアリティやキャラクター性を表現したものです(当時のガンダムですら同型のヒーローロボットのバリエーションは存在しなかった)


 その結果が3タイプ同時発売という今回のラインナップになった訳ですが、わたしが店頭に行ったらロイフォッカー仕様は最後の一個、マクシミリアンジーナス仕様が残り2個だったのに「OPにも登場し主人公が当初乗っていたVF-1Jが一番売れ残っていた」〈6個)という珍現象を目にしましたw
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 とはいえ、このタイプが無くなるのも時間の問題の様な気もしますが。

 それにしても過去に「はやぶさ」などの例があるとはいえ今回の「走らないトミカ」(車輪はおろかドーリーも無し)というのはかなり思い切ったアイテムと思います(それゆえにあのプロポーションが実現している訳で痛し痒しですが)