今回は1/43スケールミニカーから
「国産名車コレクション」からフィアット850をば。
今ではフィアットというと500を連想される方も多いと思いますが、850は初代500の後継者として1964年にデビューしたRRのセダン(ファミリーカー)でした。
後継とは言っても中身については実質上級移行に近いもので500よりもボディは長く、エンジンをリアノッチに搭載させて全体にセダン的なフォルムになっています。
英国や日本での販売も考慮してイタリア車としては珍しく右ハンドル仕様も積極的に売り込まれており日本でもそれなりに見かけた輸入車だった様です。
サイズは現行の軽自動車よりも15センチほど長いだけで幅は1425ミリと軽よりもナローなボディになっています。
(以前紹介しましたが1976年のTVヒーローもの「バトルホーク」でこの850をベースとした「ビッグカート」というヒーローカーが製作されています)
そんなこんなでこのちょっと変わったフィアットはこの間からわたしの琴線を刺激する一台だったのですが(笑)先日中古の出物を見つけて入庫を果たしました。
イタ車らしさを感じるまっ黄色がなかなか鮮烈で、セダンらしいプロポーションを纏っていますが、かの500の後継だけにどこか可愛らしさを感じるフォルムで造形されています。
先日入庫の同スケールのキャディラックと並べるとなんとまあ850の小さい事!
キャディがでかいのか850が小さいのかはアレですが、キャディラック1台分のスペースがあればフィアットなら850と500の2台が入るのではないかと思えるほどのサイズ差があります。